幸せの星ってほんと?<木星1>
そろそろ来年のカレンダーや手帳をお店で見かけるようになりました。昔は「来年のことをいうと鬼が笑う」といったものですが、鬼も笑う期間が長くなって大変でしょう(笑)
さて、星占いにくわしい年下の友人から「来年は水瓶座がラッキーなんですよね?」と訊かれました。彼女の太陽は水瓶サインです。というのは、天の上を動いている木星が水瓶サインに入るのを知ってこのように質問してきたようです。
木星についてもう一度ご説明しましょう。
木星は雑誌の占いなどでも大人気。木星は明るく楽しくお気楽で、「増やす、広げる、発展する」星です。たとえば財産が増えたり、恋愛のチャンスや交友関係が広がったり、仕事が広がったり…文字通り幸運の星といってもいいでしょう。私も以前ここで「幸せの星が山羊座に!」と書きました。
ところが、これもさりげなく書いておきましたが、「増やす、広げる、発展する」のが良い方向とは限りませんね。
ここが人生の厳しいところでもあり、面白いところでもあります。
「きゃ~、幸せがやってくるぅぅ」なんてぼんやり待っているだけでは、残念ながら木星の幸せ効果は実感できないかもしれません。
「増える」のは体重だったり、だらだらおしゃべりするだけのあまり楽しくない人間関係が「広がる」とか、やたら仕事が「発展」して妙に忙しくて疲れちゃったり…。
「そうなんだ…結局努力しなさいっていうことね、あーあ」と、がっかりした方もいらっしゃるでしょう。
でも、「あ~ん」と口を開けて待っていて、思い通りのことが起こったら果たしてほんとうに幸せでしょうか? 1回や2回ならともかく、そんなことが続いて、あなたはほんとうに幸せですか?
ちょっとバブルの頃のお話をしましょう。
ある百貨店のポスターのキャッチフレーズでこんなのがありました。
「ほしいものが、ほしいわ。」
世界中の良い物、きれいな物、美味しい物、最高の物が日本に集まった時代でした。いながらにして易々と(あるいは海外へひょいと出かけて強い円で)好きな物が好きなように手に入った時代に、私たちは心の底から、すべてを捨てても手に入れたい物を求めたのです。ほしい物が簡単に手に入る幸せは、じきに幸せではなくなります。
あなたにとって、努力、ってイヤなものですか?
たとえばとっても好きな人がいるとして。なんとかして彼をふりむかせたい。あなたはお洒落します。見えないところにも気を配ります。いつも優しい自分でいたいと思うでしょう。
恋を叶えるために自分に磨きをかける努力は、イヤなものですか?つらいですか? きっとそのとき、あなたは努力を努力と思っていないはず。
じつは、木星の効果は、そんな努力が、ふだんよりも気軽にさらりと出来てしまうところにもあります。明るく楽しくお気楽に努力して、結果的に「あら?ラッキ~(^^)」ということになるわけです。
さて、木星効果ですが、じつは私は太陽・水星・土星が山羊サインにあります。そう、今年は「12年に1度の幸運の年」だったのですが、私の木星報告は次回に。(続く)
運命は自分でつくっていくもの。
生き方の癖を知って、人生を変えましょう。
| 固定リンク
「占星術」カテゴリの記事
- 2020年春分のホロスコープで1年を占うと...(2020.03.19)
- 射手座木星は海外?勉強?それとも婚活?(2018.11.06)
- 木星の幸せを実感できたら大人だよ。(2018.10.02)
- 火星の逆行は、実はまだ、続いているのです。その意味は…(2018.09.19)
- 火星大接近を生かして、自分の火星を使いこなす!(2018.07.31)