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山羊座の山羊は、野生の山羊だ(向真希のエッセイ☆12サイン山羊1)

「山羊座って地味で常識的でコツコツ努力家のイメージ~とかいわれると、『私は違う』といいたくなる」という山羊座の方、意外に多いようです。
先月お会いしたある方は、山羊座に天体が4つぐらい入っていましたが、ヨーガや占いやスピリチュアル系のワークショップを実験的に展開していらっしゃって「自分でも山羊っぽくないと思う!むしろ、ハジけてる!」。

こういうとき、私は、「山羊座の山羊は、野生の山羊なんですよ」と申し上げます。たいていの方が「ああ…」と納得されます。彼女も「ああ…そうですよね、それならわかります」と納得していらっしゃいました。

高地に住む野生の山羊たちは、険しい山道や断崖の岩場を楽しそうにぴょんぴょん跳ねながら、平気で上がっていきます。恋愛についても、実は意外に大胆な面を持っているのですが、一般的にはなんとなく奥手で地味なイメージが…活動宮である山羊座があの野生の活動力を持っていることを、私たちはつい見逃してしまうようです。

世間は「山羊座」に「飼われた山羊の皮」をかぶせているように思います。山羊の皮=地味、コツコツ努力、計算高い、野心家、とか。
しかし、当事者である山羊は野生児のままなので、心情的には「違~う!」となることが多いわけですね。

野生の山羊は、山羊座の支配星である土星のイメージからくる「地味」とか「コツコツ努力」から大きくはみ出て、元気でしぶとい! 
でも山羊座は、野生の山羊だからこそ、山羊座なのです。コツコツ努力できる耐久力は野生の力と考えれば納得できますし、計算高さ・野望のために自分を殺せる・組織を俯瞰できる…などは、厳しい自然のなかで培われたすぐれた現実対応力が、この社会のなかであらわれた形のひとつといえるでしょう。社会性が高いとか、社会で成功する人が多いといわれるのも、実は野生の山羊だから(!)なのです。

このように現実対応能力がすぐれているので、山羊座に天体がある人たちは突発的な出来事もなんとかクリアして越えていきます。

しかし、なかには予想外の出来事にあたふたする山羊座もいます。(続く)

*向真希の12サインエッセイは、吉祥寺の占術スクールChiron(カイロン)さんのご理解のもと、「占星術完全マスターコース1(松村潔講師)」に、向真希が独自の解釈・経験・仮説および妄想(笑)を加えて書いています。文責、著作権は向真希に帰属します。

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