おたおたする山羊もいる(向真希のエッセイ☆12サイン山羊2)
ある集まりのとき、月・山羊のAさんが「私、この間Bさんっていう人の隣に座ったんだけど、あの人、ゲイなんだって~いやだ~~~!!!」私は意味がわからず「何がいやなの? Bさん、いい人じゃない、私好きだよ」といったら「いい人だけど、いい人だけど…私は隣に座ったんだよ~~」とパニック状態。
ゲイという人たちがいることは知っている。でも、Aさんの「良識」では知り合いにそういう人がいる、その隣に座るなんてことはなかったらしいのです。思い出してはパニック状態を再現する彼女を見て、なるほど!これが「月・山羊」ということなのか!…と太陽・山羊の私は深くうなずいたのでした。
月は物心つく前に育まれるナチュラルな感情をあらわします。月・山羊の人は、、天性の現実対応力を持っています。太陽のそれは成長とともに学び取っていく力ですが、月はちがいます。物心つく前から、人間の体はひとつ1日は24時間であることを生まれながらに知っているわけです。この体でこの世に生まれてきて限られた時間で何ができるかを常に探りながら生きています。
今現在生きている社会の「良識」にのっとって、決められた時間通りに生きることで、山羊の月(感情)は安定しています。しかし、なにしろ、月は子どもです。子どもが考える「良識」の範囲にないことに出会うと、対応力を越えてしまうのでしょう。Aさんのように。
とはいえ山羊座の山羊は飼われて調教されてはいない、あくまでも野生の山羊です。一度わかってしまえば、自然のなかで鍛えられた力を使って、その後はけっこう対応範囲をぐぐぐーっと広げます。
おりしも、今月末にはトランジットの冥王星が山羊座に入ります。山羊的世界のすべてが一度破壊され、そして再生します。今後15年かけて、日本も世界も、山羊的世界のすべてが新たに生まれ変わります。
たとえばAさんの山羊的良識(ゲイって考えられない~)が破壊されて、新たに再生(ゲイもバイも結局お人柄だわ~)となることでしょう(^^)
ちなみに松村潔先生が「ひとつはあるといいよね」とおっしゃるサインには、山羊も入っています。この現代の社会を生きて行くには、山羊に天体があるとやはりいろんな意味でスムーズに行けるようです。
<山羊=土の活動宮>
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