火の踊りの村
みなさま、こんにちは。受験生の母でございます。日曜日とかまったく関係なく、今日からまた6時起床の日々がもどってまいりました。おかげで仕事がはかどります。今日のお弁当のメインは暮れにつくって冷凍しておいたハンバーグ。かつていんちきヴェジタリアンだった私のハンバーグはいろんな野菜がいっぱい入るので、肉料理と野菜料理を兼ねるのです(お好み焼きや餃子はほとんど野菜料理に分類される)。
さて、今日は4日です。私の実家は静岡県の引佐というところにあります。田舎ですよ、ドがつく田舎。山奥の小さな村です。ここで4日の夜に こんなお祭り をやります。
「川名の ひよんどり(火踊り)」と呼ばれるこのお祭りは、400年とか600年とか続いているといわれています。
まず、その年20歳になる若者たちが厳寒の川名川に裸で飛び込んで身を清めます。この川はやがて天竜川から遠州灘へと流れ込みます。温暖な地域とはいえ山の中だし、真冬だし、水は冷たいです。昔は景気付けにお酒を飲んでいたので寒さも感じなかったとか。今はピンクのトランクスですが、昔は褌(ふんどし)。子供心にカッコいいなーと思ってました。
身を清めた彼らは薬師堂といわれるお堂の前に立ちはだかって、松明の火を入れないようにお堂を守ります。火が体をなめるので眉毛が焦げたり。かつて真ん中に立って火を浴びた弟によればとにかくものすごく熱いらしい。さもありなん、です。昔はこれをやって初めて大人として認められ、子どもの頃男の子たちが「ひよんどりをやる」のを楽しみに成長していた記憶があります。
その後火がお堂に入って、深夜まで五穀豊穣・子孫繁栄を祈る舞が続きます。が、なにしろお堂が狭いのと、子どもの頃は夜明けまで続いていたので私はひよんどりの舞を観たことがありません。火を見た後は「さー、終わりだ」と甘酒を飲んで帰るのが常でした。考えたらもったいないですね、来年あたり終わりまで見たいなー。
探したら個人の方のブログやビデオライブラリーで映像が見られました。東京にいて、重要文化財とはいえ名も知れぬ村である故郷のお祭りが見られるなんていい時代です。ありがとうございます。
tamaranyのお散歩。個人の方のブログです。写真がgood!
Shoeiさん撮影の動画。個人の方のビデオライブラリーで見つけました。いい感じです。
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