幸運を呼ぶ色(4)
黒に還る色たち。--かつてランコムの仕事をしていたとき、こんなコピーを書いたことがありました。オーラソーマなどでは、色は光の波動であるといわれているため、黒は色とはいわないようです。が、私のイメージのなかでは黒はあらゆる色の可能性を秘めた奥深い色でした。
現代ではたいていの人がワードローブのなかに黒を持っていると思います。故・向田邦子さんの在りし日のお写真は黒を来ていらっしゃることが多く、「黒ちゃん」と呼ばれていたエピソードがエッセイに書かれています。数十年前にはお洒落な人しか着こなせないといわれていた黒ですが、80年代コム・デ・ギャルソンやワイズなどのDCブランド全盛期を経て、私たちのなかに定着し、今では最も「無難な色」になってしまいました。とりあえず黒なら安心みたいな雰囲気、ありますよね。
では、12星座のアセンダントで黒を着こなすとしたら……? 私はこんなふうにイメージしてみました。
<火の元素>直感を感じさせる黒
牡羊座=野性的な黒。たとえば革ジャンみたいな。インナーやアイメイクを赤系に。真っ赤なマスカラは意外に黒いマツゲとなじみます
射手座=すこやかな黒。スポーツ選手のユニフォームやカジュアル系の黒。陰影のあるインテリジェンスを感じさせる瓦屋根の黒も素敵。
獅子座=誰よりも華やかな黒、印象的な黒、ドラマチックな黒。ゴールドを合わせてゴージャスに!
<土の元素> 落ち着きを感じさせる黒
山羊座=正統派の黒。重厚な黒だけでなく、実質・実感を感じさせるユニクロとかGAPの黒も、実は山羊座っぽい感じ(^^)
乙女座=清楚で端正なきりりとした黒。セクレタリーのスーツとかアラブの女性たちのチャドルとか。肌を隠して白を効かせたストイックなイメージの黒。
牡牛座=ビロードの黒。上質で贅沢な雰囲気。育ちの良さ、ここちよさを感じさせる黒、惜しげもなくドレープをきかせたシルクウールなども牡牛座の領分。
(続く)
| 固定リンク
「占星術」カテゴリの記事
- 2020年春分のホロスコープで1年を占うと...(2020.03.19)
- 射手座木星は海外?勉強?それとも婚活?(2018.11.06)
- 木星の幸せを実感できたら大人だよ。(2018.10.02)
- 火星の逆行は、実はまだ、続いているのです。その意味は…(2018.09.19)
- 火星大接近を生かして、自分の火星を使いこなす!(2018.07.31)