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どうということない話

昨日の香水ミシュラン(正式名称→「世界の香水ガイド」原書房)で思い出しましたが、80年代半ばぐらいにたしか「食都」という日本版ミシュランみたいな本がありました。かなり核心ついたコメント(酷評ともいう)が多くてどこからもスポンサー料は出てないだろうなと思っていたら、1年か2年で見かけなくなりました。

当時私は南青山に住んでいたこともあって、わりと気軽にあちこち食べ歩いていた方だと思います。この「食都」のコメントにはうなずくことも多く、私とは意見がちがうなーと感じても信頼はできると思い、新しいお店へ行くときよく参考にさせてもらいました。

今の、本家ミシュランは、申し訳ないのですが、もう全然お店を知らないのでなんともいえないのと、わずかに心当たりのあるお店の評価が、うーん、私にはちょっと理解できなかったり。お財布事情が許す範囲でしか試していないせいかもしれません。

この手の本で今も手元に置いてあるのは「極楽スキー」(小学館)です。名著といっていいと思います。スキー場の評価は中級の下ぐらいのスキーヤーぐらいに視点を合わせてあるらしく、オトナになってからスキーを覚えた私としては、当時、全体的にほぼ同感!でした。
ちなみに今は新しいスキー場がどんどん出来てるし、全然参考になりませんが。ノスタルジー部門の棚に「読み物」として保管してあります、70年代80年代のアンアンやブルータスなんかと一緒に。

ミシュラン的な本は各分野であまた出回っていますが、経験ある人たちの独自の視点は謙虚に楽しませてもらいながら、違いがあったら違いを面白がるぐらいの感じがいいのかも。かつて「マニュアル世代」などといわれた世代の一人でもある私はそんなふうに思っています。

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