冥王星閣下の影響は…
昨日の続きです。
以前にもt冥王星の影響について書きました。
ちょっと乱暴にシンプルに書くと、冥王星(死と再生)が土星(カタチにする・ルール・枠組み)を壊して再構築していく。これが、山羊座が象徴する社会常識・仕事のキャリアみたいなものの上で起こる、ということですね。冥王星はすでに山羊座社会を掘り起こしてあちこちで再編成が始まっています。
個人の場合、それぞれの出生図の上でどのハウスに冥王星がいるか。そのハウス(生きる現場)で破壊と再生が起こります。私のチャート上では5ハウスですが、想像していたのと違いますねー。みしみしと、じわじわと、ぐいぐいとn土星の枠を押し広げて重しをかけて、めいっぱい無理させられながら、5ハウスが広がっていく~みたいなイメージだったのですが、ここしばらくの状況では、もっと目先のことにいろいろと影響が出ています。今まで考えられなかったような、私の常識にはなかったようなことばかり立て続けに(5ハウスは人生の喜び現場=趣味・遊び・恋愛・子ども・ギャンブル・創作系の仕事など)。
思うに。私の山羊は、社会天体である土星だけではないというのもあるかも。個人天体である山羊水星は初期度数ではなく中盤にありますが、ノーアスなので、どこからどんな影響があるか読めない。冥王星が山羊に入った時点で影響を受け始めているのでしょう。水星(基本の仕事実務とか言語能力)が気を失って、仕事の基本がとっちらかっている(喋りも稚拙です、こんなに言葉が出ないのは生まれて初めてかもしれない)。
リーディングにいらっしゃるお客様たちからも同じようなお話をうかがいました。たとえばn月土星合の方は、t冥王星が来て以来「ガスの火つけっぱなしで仕事してた」「眉書くの忘れて外出」「ダブルブッキング」「誰でもたまにはありますよね、でもちがうんです、この頃そんなのばっかりで」……(わ、わかります、仲間です!と握手したくなりますが、そこは仕事ですから、淡々とさくさくとチャートを読み続けるのです)
そんなわけで、個人天体を通じて土星に影響が入っていく、土星の変革が個人天体を通じて日常生活にあらわれていく、というエネルギーの流れを体験的に確認しつつあります。
イメージとしては、冥王星閣下はそう簡単に姿をあらわさず、土星先生を呼んで「お前やれよ」と命令する。土星先生は月様や水星君や金星ちゃんたちに「行っておいで」と言い渡す。これによって日常生活に影響が出る。
とにかく、山羊土星ですから社会的な常識枠を壊されているわけなので、いろんなことがあります。その現場(ハウス)が人によってちがうわけですね。
私の場合5ハウスなので「子ども」もあらわします。詳細書きませんが、子どもにも影響ありました、あります。しかも息子は山羊に惑星が集中していますからよけいに。
しかし冥王星閣下の破壊は必ず再構築への道ですからやっぱり楽しみ。同じように、「冥王星が~~~」と焦っている方もたくさんいらっしゃると思います。ここはひとつ、目先のミスの向こう側でじっくり、じんわり根底から変わっていく自分と社会を観察することにしましょう。
そうはいっても日々の生活は……ま、何かとアレですけどね(^_^;
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