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男に甘い。そして怖い。

私たちぐらいの世代だと25歳が「適齢期」のぎりぎりでした(まだあるのかこんな言葉。地方ではありますね)それでたいていの人は結婚したら退職、または妊娠したら仕事をやめて家庭に入っていました。

そうすると占星術で言うところの太陽期(25~35歳)を自分で生きることなく、夫に肩代わりしてもらうことになったりします。太陽期の次の火星期(35~45歳)も同様。

独身であっても太陽があやふやだったり、火星が生きてない人、「占星術の勉強始めてわかったけど火星が自覚できないよー」という人、いますね。でも女性の場合はそれでもいいかなーと思ったりします。夫や父親に太陽を肩代わりしてもらって生きても。火星だって、極端に言えば、人生のなかで自分の意志を最大限発揮するために活性化するわけですが、そういうことしたくない人生もあっていいわけです。みんなが同じ生き方しなくていい。だから、それはそれ。

でもって、たとえば子育てが一段落し、パートにでたりなんかして40代半ば。ふと我に返って「カムバック私の太陽!」というわけで、木星期(45~5歳)になってから太陽&火星を同時になぞってみたりする。いいんです、たいていの女はいつになっても何でもできる。保育園の保護者会で18歳のママと42歳のママが「お互いママどうし」っていうだけで対等に話せるんだから。

でも正直言って、男性には厳しいかもしれません。太陽期をうやむやにしてモラトリアム(まだあるのかこんな言葉)のままずるずると日々を送り、火星期も過ぎ、木星期に入り……50の坂を超えたらもうやり直しは難しいように思います。そのくらい男はプライドが高い。世間を気にする。逆に言うとプライド高くして強がらないと生きていけないぐらい繊細、ともいえます(男の子を育ててみて初めてわかりました)

だから、私、男性のお客様にはけっこうきついと思います。30代半ばぐらいの男性があやふやな太陽を持っておみえになると、特に。もともと私のチャートは太陽火星に木星がアスペクトをとっているのでシンプルに「男に甘い」と読めるわけですが、男性のリーディングのときは冥王星土星を前に出すので、甘いどころか怖いかも(笑)

ここでこの人の太陽を活性化させねば!という勝手な使命感。なぜかというと、金星期のまま土星期まで生きて人生を終えた人を知っているから。男がはりぼての太陽や生焼けの火星で生きるとどうなるかを見てきたからです。たった50分の鑑定でも私に関わった限りはそんな人生では終わらせないと強く思うのです。

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