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生まれてきてよかったんだろうか?

★これも過去に書いて保留にしてあった分です。来週初め病院に行ったら平常更新にもどれる予定(^^)★

神に怒りを感じていました。

ホロスコープが読めるようになった頃、どうしてもこんなホロスコープで生まれてきたんだろうと悲しくなった。

月も金星もトランスサタニアンとハード。感じる天体である月や金星がソフトアスペクトをひとつも持っていない。
これの意味は?「癒やされることが苦痛。孤独のなかで安らぐしかない。」――なんという解釈。ああ、今までのあれもこれもそれも幼い頃からのいろんなことはそういうことだったのか。好きでああなったんじゃない。流れにまかせるとああなるんだ。

こんなふうに生んだ母に怒りを感じ、そして神に怒りを感じるようになった。神への怒りは自分への怒り。自分を傷つける怒りの感情も、ちゃんとホロスコープから読み取れる。

プロの占い師になって中野トナカイで毎週鑑定するようになって1年ちょっと。数えたらたぶん200名近くのお客様のホロスコープを見せていただいている。恋人とか家族とか社員とか、相性を含めたらその3倍とか5倍。
鑑定以外に講座や研究会で見せてもらったのはたぶんその10倍くらい? いや、もっとかな。

今まで一回だけ、うわー…と思ったことがあった。

偶然ちらっと見せてもらったホロスコープ。

まだ子どもだった。鑑定ではないから深いことは何もいえなかった。
この子はどんな人生を創っていくんだろう。
どうかこの子の月をつつんでくれる人となるべく早く出会えますように。
成長して傷ついて絶望して、怒りを感じたら、そしてそんなとき占い師の門を叩くことがあったら、どうか私のところへ来てくれますように。その日まで私が生きていられますように。

--大きなお世話だなあ。
だけど私はこの子の母親よりもたぶんこの子を理解できるかもしれない。たっぷりの愛情をそそいで育てることと、本質を理解することはちがう。
このことを私は、母との関係で絶望的なほどよく知っている。

神への怒りを自覚した私は、でも、こんなふうに生まれてきたから占い師になって「素敵な生き方プロデューサー」としてたくさんの人たちに大切なことを伝えられることにも気づいた。

この間。骨折して一人のお正月。電話もメールもできない。誰も来ない。誰にも会わない。誰ともしゃべらない。わずかずつでも原稿を書く。食べていかないといけないから。私の原稿を待っていてくれる人たちがいるのは涙がでるほどありがたい。
冷凍してある全粒粉のパンを焼いて、オリーブオイルにローズマリーとバジルをいれて(ときどきガーリックも)少しずつつけて食べた。美味しい紅茶とくだものを少し。食事は毎日それだけ。左手だけで生活しながら、自分のホロスコープをおさらいした。

やっぱり生まれてきてよかった。ありがとうございます。と今は思っています。

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