会社員に「開業」なんて関係ない！？＜ビジネスセミナーその２＞

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きのうの続きです(^^)

私がコピーライターとして独立して、フリーランスになったのは
２５歳のときでした。

１年ぐらい数人の仲間とともに共同事務所をつくって、
その後、南青山の根津美術館のそばに住まいを移し、
自分の事務所をつくりました。 →このあたりにちょっと書いてましたね*

私の「開業」はこのときだった、と今まで思っていました。

が、そうではなくて、
ある会社に入社した２１歳のとき、
「開業」はすでに始まっていたのです。

先日、過去の仕事ファイルを整理したら
ある雑誌に取材された「コピーライターの１日」の切り抜きが出てきました。
そのなかで２４歳の私がこんなふうに言っていました。

「３０歳になったら？もし結婚しても広告の仕事はやめないと思う。」
「相手次第で人生が変わっちゃう。そんな結婚ならしたくない。」
「早く一人前になりたい。だから今の一日いちにちが勝負なんです。」

ひえー。
仕事の取材なのに恋愛とか結婚を意識しまくり。
若いなー。ま、２０代ですから(^_^;

「相手次第で人生変わっちゃう結婚」というのは、
どうやら結婚のことではないですね。

実は仕事についてすでにうっすらとそう感じていたのでしょう。

－夫の家柄や出世や失敗で、人生が変わる。
－会社がうまくいったり、人員削減があったり、倒産したりで、人生が変わる。
－経済が好調だったり、不況だったりで、人生が変わる。

それはおかしい。それじゃいけない。
だからとにかく、早く一人前になりたい。

私はこのブログでときどきこんなふうに書いていますね。

―この歴史のなかで、この世界で、
　たった一人しかいない大切なあなたの、
　たった一度の人生が
　１００年に一度の不況ごときで、
　左右されることがあってはならない。

このことのベースになる考え方が
「相手次第で人生変わっちゃう結婚」をしたくない
という言葉のなかにすでにあったようです。

いいかえれば相手がどうなろうと自分は自分でありたい。

それは現実の社会では、
何があっても仕事をしていける「一人の大人である自分」になろう、
ということです。

（このことを２４歳の私は漠然と「一人前」みたいな言い方をしていたようです。）

いまのこの社会、この時代に生きている私たちにとって
「仕事」が「生きる意義」に通じる面があります。

私たちはこの世にこのカラダをもって生まれてきた自分を実感する。
たとえばあるときは、「仕事」を通じて。

物理的にフリーランスとか起業とか自営とか、
そういうことに加えて
会社員であっても組織に属していても（公務員でも！）同じだと思います。

「仕事を始めること」＝「自分を開業すること」。　
そういうことだと思うのです。　

＊ご参考までにこちらも。　→「明日から仕事がないかも」

（余談。この会社は普通ではない経緯をたどって倒産しました。わけもわからないまま巻き込まれた私は「業界で仕事ができないようにしてやるからな」と大人たち（！）から言い渡されて、彼らの目の届かないところでゼロから仕事を探しました。このとき本当に役に立ったのが「会社員時代にあたかも開業したかのように一人前をめざして仕事をしていたこと」でした。この話はもしかしたらまたいつか。）

さて。対面鑑定でときどき
「私にはたいした才能がないんです、でも適職を知りたい」って、
こんなご相談もいただきます。

私もね、初めてまつい先生（現在中野トナカイ店長）の
ホロスコープ鑑定を受けたとき
「物書きですけど才能ないんです。私のほんとの適職は何でしょう？」って
質問したんですよー。なんと４０代半ばになって！

明日はこんな場合のヒントをお教えします。　（続く）

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→ご参考までに。向真希のビジネス関係の記事（２）

「このトシで転職なんて起業なんて…」
男が占いに走るとき
就職したら安心、の時代はもう終わり
仕事で迷ったときの基準
不景気でトクする方法
あなたのホロスコープで「不景気」はどこ？　前編　　後編
お金持ちでない占い師に金運が占えるか？
いつも新しい何か！
年収一千万円生活