オトナの条件・その2
病気の人たちに対して、特に余命を宣告されるような大きな病気だと、
「闘病中」なんて言いますね。
かつて私もなにげなく使っていた言葉ですが、
数年前から全員が「闘って」はいないんじゃないかと思うようになりました。
もちろん文字通り闘う人もいるでしょうけれど、
闘わないで共存する道を選んだ人もいるでしょうし、
あまりに大きなプレッシャーに耐えられずに闘うことを放棄する人もいるでしょう。
闘う、という言葉に違和感を感じたり、引け目を感じる人もいると思うのです。
同じように、
難しい病気の人たちにお見舞いとはいえ
「早く治ってください」というのはどうなのかなと感じました。
そう簡単には治らないのに、早く治れ、って
果たして励ましになっているのかどうか。
そんなことは考えもしないで、安易に口に出す人がどんなに多いことか。
治らないとわかっているのに「早く治してね」と言われるときの空しさ。
善意から出た言葉とわかっているから「ありがとう」と答えるしかない。
医療関係者の家族や関係者でありながら、
わりと気軽にこういう言葉を使う人が多いことも知りました。
既成の言葉を安易に使う人、多いようです。
と同時に、とりあえず既成の言葉を使っておけば大きくは外れないという
中身のない安心感も理解できなくはないのです。
結論をだすような話ではないですね。
今日は体調がよくないせいかちょっとぞんざいです、私。
でもおつきあいいただいてありがとうございます。
このあたりに書いたように→*
土星が使いこなせてこそ、本当のオトナなのだと思います。
私は私の土星を使いこなしているのか。
ちゃんとしたオトナでありたいと、そうなりたいといつも思います。
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