年齢を重ねるということ。
平たく言えば「トシをとる」ことは、
遠く故郷を離れた土地に根づいていながら、
なにげないときに、ふと、生まれ育った土地の片鱗を見いだすことかも
しれません。
今日自然食品店で野菜にまじってヤマブキが売られていました。
私の実家は山奥の古い古い家です。
豊かな自然のなかで育ちながら、臆病でちっともたくましくはなくて。
それでも、春ともなれば、そこかしこに咲く花たちを手折り、
なかでも、ヤマブキは山桜の次に好きな花だったように思います。
名前を知らない頃、勝手に「ともだちの花」と名付けていました。
14人の同級生が6年間同じ教室で学ぶ小学校は、
動かしようのない役割分担がありました。
私の役割はイジメられっ子でした。
一級上のMちゃんや一級下のMちゃんたちは
仲良くしてくれたけれど、同級生に「ともだち」がほしかった。
早く大人になりたい。といつも思っていました。
大人になったら好きなところに住んでたくさん友達をつくりたい。
「いつイジメられるか」わからないので
何事もないときでもいつもうっすら緊張していた私は、
なんの心配もなく笑ったり遊んだりするともだちのイメージを
どこにでもあるヤマブキの花に重ねたのでしょう。
どこにでもあったのに東京へ来てからほとんど見なかったヤマブキ。
今日はお豆腐と車麩を買いに行って、山吹を買って帰りました。
ああ、そうか。ヤマブキにともだちになってもらわなくても
今はたくさんのともだちがいるから……
私、本当にオトナになったんだな、と
ヤマブキを花瓶に放り込みながら思いました。
☆
私に「友達」ができなかったのは、私にも理由があったのだと思います。
おしゃべりが苦手だったのです。
おしゃべりしたりコミュニケーションをとるのは水星です。
私の水星はアスペクトを持っていないので、
子どもの頃は未熟すぎたのでしょう。
必死に使って使って使い続けて、ほどよく枯れてくると
それなりにこなれてくるのがノーアスの水星です。
読み書きは早すぎるほど早く身につけたのですが、
山奥の一軒家で精霊や家霊と言葉ではない言葉でぼんやり
話していたような私は、
実際に生身の子どもたちとおしゃべりすることが苦手だったのでしょう。
*****
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