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水星は大事。やっぱり大事。

あなたが、どんなに素直でやさしくも、どんなに繊細で素晴らしい感性を持っていても、どれだけ高い志や理想を描いて目標設定しても……気持ちや感性を十分に伝えられなかったり、志や夢を叶えていくことがなかなかできにくい場合、ありますよね。実はこの秘密は「水星」にあるんです。

ホロスコープのなかで、水星は神経、言語感覚(能力)、コミュニケーション力などをあらわします。とはいえ、水星が勝手にコミュニケーションしたりするのではなく、月の気分や金星の感性を水星に乗せて、あるいは太陽のテーマを水星を使って表現しています。

つまり、月がどんなに素直でやさしくも、金星がどんなに繊細で素晴らしい感性を持っていても、太陽がどれだけ高い志や理想を描いて目標設定しても……水星が未熟だと、気持ちや感性を十分に伝えられないし、志や夢を叶えていくことがなかなかできにくくなってしまうわけですね

というような話や、水星を鍛える意味や、12サインそれぞれの水星の特長について、去年の「3・11後の時代を生きるための水星講座」→*  で、くわしくお話しました。

たとえば私の水星は堅実で必要な情報だけきっちり、すっきり伝えて余計な話や無駄口はたたかない(はずの)山羊座の水星なのですが(ああ、もう書いてるだけで笑っちゃいたくなりますが・笑) 私の講座や鑑定はご存じのように情報てんこもり!

勉強中の方はわかりますよね。私の水星はアスペクトを持っていません。幼いときから鍛え続けたノーアス天体にはすべての天体のエネルギーが流れ込むので、特に水星や金星は予想もしないような動き方をします。→死ぬ直前でも元気なふりができるノーアス水星*

何かを伝えたいと思う気持ち(月)は情報てんこもりの双子だから。感性(金星)は誰にでも等しくわかるようにしたい水瓶です。
しかも、月も金星もハードアスペクトしか持っていません。風(双子・水瓶)の軽やかさに、相当ひねりが入るわけですね。
以前、山羊水星のあるライターさんが「文章がすっきり無駄がなくて、逆につまらないといわれる」とぼやいていましたが、たしか水星がソフトアスペクトの方でした。
同じサインの天体でもまったく違う現れ方をする。占星術の面白さはやっぱりアスペクトなんだなあと感じます。

月は自動反応なのでほっといても大丈夫だし、金星は好きなことなのでほっといても磨かれる。
でも、水星は意識して鍛えていかないと、あなたの魅力や能力を発揮することができません。自分が感じていることと、周囲の受け取り方にギャップがありすぎて成果が出ない…という場合、もしかしたら水星が鍵を握っているのかもしれません。

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(実家の山の彼岸桜が満開。遠くに風力発電の風車が見えます。誰にも出会うことなく一日が過ぎていくこの山のなかで、私はノーアス水星を鍛えて育ちました。)

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☆★☆4月のスケジュールについて。
後日アップしますので、しばらくお待ちください。お急ぎの方は直接お問い合わせメールをお願いします。→contact★kelala-kirara.com (★を@にかえて送信してください)

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