水星の鍛え方。自分へのカウンセリング。
朝出かけた大学生が「学生証がない!」と焦って戻ってきました。「どこにもない!」(と大騒ぎしていましたが私は3時間睡眠だったので寝ていました)
思えば小学生のとき、算数の教科書をなくし、給食エプロンを落として警察に届け、ときにはランドセルを忘れて登校。
小1の担任はベテランの女の先生でしたが、「お母さん、たとえ進退窮まったとしても、喉もと過ぎると熱さを忘れて懲りないでくりかえすのが子どもというものです」…けだし名言でありました。
上記のようなことをツイートしましたら、中野トナカイの三上さんが「水星期はくりかえしが大事」と。たしかに。水星は一生使うので、水星期にいかに鍛えておくかが勝負です。(もちろんその後も一生を通じて鍛えることが大事。)
子どもは月で生きています。物心つくかつかないかの頃、黙っていても安心できたところへ戻っていきます。
子どもの月とお母さん(一番身近にいる人)の月が無理なくなじんでいると、子どもは安心なので情緒的に安定した子に育ちやすいようです。
「喋り始める前は可愛かったのに~」なんて、ママが愚痴っている場合、水星が合っていないこともあります。
「ホロスコープがこうなっているからこうだ」「こうなるのはホロスコープがこうだから」と決めつけるのは賛成できませんが、占星術は子育てのストレスには意外に有効で、すぐ役に立つちょっとしたヒントが見つかります。
☆
私の場合は母が乙女集合の人だったので、月双子(冥王星スクエア)の私は「よく喋るくせに頭の回転が鈍くてちゃんとできない子」だったと思います。
思い出す幼い自分はいつも泣いています。
もちろんちゃんと育ててくれたし、おんぶやだっこもしてくれたと思うのですが、記憶がありません。
小学校に入って母との関係は少し改善されました。私の水星が山羊なので、乙女集合の母にとっては鍛えやすかったのでしょう。
しかし、中学生になると私の水瓶金星に母の土星がぴったり乗っているのでかなり険悪に。私は高校入学と同時に家を出ました。
大人になると、太陽牡牛の母にとって太陽山羊火星牡牛の私は、ちょっとした誇りになっているようです。
そして私が木星期に入って蠍木星にスイッチが入ってからは、母の太陽にオポ、乙女集合とセクスタイルですから、ここ数年はわりとうまく行っています。
親子の関係にも年齢域がずいぶん関係しているんですね。
占星術の勉強を始めて、あるていどホロスコープが読めるようになったとき、私は「母への鑑定書」を書いたことがあります。
母が「娘(私)が言うことを聞かないから~」と占い師のもとを訪れたと仮定して(現実にはありえないことですが) その占い師になったつもりで書いてみたわけです(もちろん、母には見せていません)
「このお嬢さんは一見おしゃべりで明るいのですが、内面にいつも大きな不安をかかえています」という書き出しは、偶然にも、尊敬するインドのアーユルヴェーダ医が最初の脈診で私の脈を診て言ってくれたことでした。
母と私の相性をひとつひとつ読み解きながら、あ、そうだったのかと何度もうなずきました。なぜ私にだけあんなに当たったのか。何でもない母の一言で、なぜ私はあんなにも傷つくのか。
ホロスコープを読み解くことは、自分で自分を癒す、自分へのカウンセリングでもあると思います。
もし、誰かのとの関係、自分自身について、占いやスピリチュアルのセッションなどいろいろなことを試みても、まだわりきれない、解決がつかない…そういうときはご自身で占星術を学んで、ホロスコープを読み解いてみるのもひとつの方法です。
自分の言葉で、自分で読み解くことで、昇華できることがきっとあると思います。私がそうであったように。
(実家の山です。私の原風景、一人で歩く山道から見上げる空。)
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