この道は。どこまで続く占いの道。
講座や読み会によく来てくださって現在プロとして活躍中の方から。なんだかお悩みのメールをいただきました。「ない」「足りない」「持っていない」ことより、「ある」「足りている」「持っている」ものに意識を向けた方がいいですよー、たとえばあなたはこんなにたくさんのリソースを持っています!…というのだと、鑑定でのお答えになってしまうので……。このメールからわたしも占い師のありかた、勉強の仕方について考えてみました。
1 >占いの実力が足りない
2 >占術のバリエーションが少ない
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まず、1番目の「実力不足」--これはね、わたしもたびたび書いています。
占い師なら(どんな仕事でも)一生ついてまわる悩みです。ある意味、あたりまえ。
逆にいえば「これでよし」と思ったらそこで終わってしまう。
わたしもずっと自分の未熟さを痛感しながら、苦しみを喜びにかえてやっていけたらと思っています。
日々是精進。
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次に、2番目の「バリエーション」ーーこれは(1)の実力不足感をまがりなりにもクリアしたあとで出てくるテーマです。
占いは、大きくいえば命術と卜術を習得して、プラス相術が使えればプロとしてどんな鑑定にも対応できると思います。
さらに「なるべく西洋と東洋を混ぜない」「種類をふやさないでひとつひとつをとことん深める」ーー天道春樹先生の教えです。
トナカイまわりでみると、やはり「西洋占星術とタロットのお店」なのでこのふたつを基本にしている占い師が圧倒的多数(桜田ケイさん武者江梨さんは別格で、新人だらけだった開店当初、ベテラン&占術のバリエーション枠として招聘されたのだと思います)
ほぼ全員が西洋占星術とタロットを基本としながら、芳華さんは手相をとりいれたり、三上さんは水晶リーディングをとりいれたりと、それぞれの可能性の枠を広げているわけですよね。
わたしの場合、天道先生直伝の人相(&神気=オーラ視)をプラスしています。
西洋占星術の占い師の「バリエーション」の悩みは、すでに自信を持って三重円まで読みこなしているからこそでてくるのだと思います。出生図を読んで、進行図はSPとSAを加味しながら柔軟に読んで、経過図も立体的に読んで…ホロスコープに肉付けしながら読み解く。
ここまで来ると「次は何をしたらいいんだろう?」「バリエーションが必要だろうか?」などと思うわけですね。
「バリエーション」とはちがうと思いますが、わたしは何人かの先輩方から「プロでやっていくなら古典は避けて通れない道」と教わりました。
あるていど現代占星術が使いこなせるようになったら、やはり「古典占星術」をしっかり学ぶのがいいと思います。ホラリーやイレクショナル、レクテファイにも古典の基本が必須ですし。
つまり、このあたりのことが占い道の根幹=太陽と土星。
とすると、たとえば、わたしの「ビューティー占星術」とか「メイク占星術セラピー」もそうですし、いろいろな方がやっていらっしゃるアロマや各種レメディー、エッセンスなどその他いろいろの要素=バリエーションは「金星」部分ですね。
「占い」における自分の太陽を自覚して、覚悟を持って土星を引き受け、自分だけの道をしっかり構築しながら、お楽しみの金星部分をどんなふうに彩り、飾って、弾けていくか。
占い現場でのバリエーションを考えるときは、それぞれのホロスコープの金星ちゃんにヒントが隠れています。
おしゃれが人それぞれちがうように「占いの彩り」も、占い師それぞれによってちがいます。そこに微妙な個性が生まれる。楽しいですよね(^^)
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さて。7月から始まる中級連続講座は、初級終了程度の方に向けて、半年かけて「少し上のこと」を学んでいきます。
同時に、ご自身の占いスタイルを確立していくためのきっかけにもなるように講座をつくっていく予定です。
毎回30分程度、質問放題の時間をつくりますから、初級個人レッスンの10時間鑑定に準じるグループ鑑定の要素も^^
初級1日集中セミナーのテーマは「自分を知る」こと。中級連続講座のテーマは、一歩進んで「他者をも知る&自分の占いスタイルを知る」ことです。
自分のチャートがしっかり読み込めていれば、他者を理解することも容易です。占いスタイルを模索することもできます。
☆★☆中級連続講座について→ ご希望の方はこちらをお読みの上、メールでお申し込みください→*
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