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秋分です。あなたはどんな実りを手にしましたか? 

明日、午前5時44分、太陽が天秤座に入ります。秋分点です。

春分が種蒔き、お店の開店とすると、ぐんぐん大きくなって花開き、どんどん展開していくのが夏至、そうして実りを刈り取り、店じまいしていくのが秋分からの3カ月。その後、冬至を迎えると、休眠状態といいますか、刈り取って干した実りを吟味し、静かにかえりみて、来年への新たな計画を立てていきます。

1年だと少し長いですね。

たとえば、月のリズム(ムーンバイオリズム)で考えてみるとわかりやすいと思います。
新月が春分とすると、上弦の月が夏至、満月が秋分、下弦の月が冬至…ということになります。満月を迎えたその瞬間から、月は欠けていきます。あれもこれもと頑張って広げてきたたくさんのことにここで線を引いて、片付けに入るわけですね。

1日のなかで考えてもいいと思います。

日の出が春分とすれば、日が高くのぼってエネルギーの充実する正午が夏至、1日の結果が出る夕暮れから日没が秋分、1日をふりかえりながら眠りに入って翌朝の準備をしていく総仕上げの深夜が冬至ということになります。

春分から秋分までの半年間であなたが実現してきた実りを刈り取って、それらを継続させたりチェックして、冬至に向けて、さらにブラッシュアップしていきましょう。



秋分は、ちょうど、田圃の稲が黄金色に実って収穫する季節ですね。

わたしが小学生の頃、学校には「農繁休み」がありました。田植えの頃と、稲刈りの頃、小学校には1週間ずつの休暇があったのです。ネコの手も借りたいほど忙しい時期ですから、小学生とはいえ、いくぶんかの労働力にはなったのでしょう。

わたしは、家から学校まで山道を30分よろよろ歩くだけでふうふういっているようなひ弱な子でした。ですから、農繁休みに田圃や畑で出ることはなく、まだ小さかった弟と遊んだり、母にいわれたとおりぞうきんがけをする程度でしたが、同級生たちは、一人前に鎌を持って稲を刈ったり、刈った稲を背負って運んだりしていたようです。

わずかな手伝い以外は、本を持って家の前の山にある木にのぼって、蜜柑を食べながら、飽きるまで本を読むのが、わたしの農繁休みでした。



秋分について。もう少し長い時間のなかで考えてみましょうか。

年齢域でいうと、太陽期は春分、火星期は夏至、木星期は秋分を過ぎて、土星期は冬至と考えたら、わかりやすいですよね。

子どもの頃、秋分の刈り取りを他人事のように見ながら、ぼーっと本を読んでいたわたしは、大人になっても、結局木星期はそんな感じで過ごしてしまったように思います。仕事以外の多くの時間を、介護とそれにつづく雑事に費やしています(まだ、木星期は少しつづきますが) 

自分の人生は自分で切り開くものだけれども自分のためにあるものではないとわかったことが(カラダで納得したことが) わたしの木星期の刈り取りかもしれません。

木星は幸運の星といわれますが、「何も起こらない」「起こっても痛くない」「痛いのに感じない」のも幸運のうちです。火星期までに創ってきた人生の責任を引き受けるのも木星期の大切な役割です。

今が、あるいはもうすぐ木星期の方は、秋分を機会にご自身の木星期について考えてみるのもいいと思います。
まだ金星期や太陽期、火星期の方、また占星術を勉強中で木星期がよくわからない方は、1年を、一生におきかえてみると、四季の感覚から年齢期がつかめると思います。

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