「ソーシャル遊女」の時代。
暮れに人相の師匠である天道先生とお会いしたときのこと。
天道先生が、ふと、「遊女面(ゆうじょめん)やなあ。気がまわって如才ないなあ」と呟いてらして、そっと見たら視線の先にいらしたのは、ほっそりと女らしく優しげなお顔立ちで(ちょっと寂しげにも見えます) よく気がきいて人をそらさず、愛想がよいかたでした。
人相術は面白くて、こういうお顔だとこんな気質…というのがよく当たります。
基本は、まず三質(3種類の気質)を見ます。
たとえばほっそりと繊細系か、現実力ある筋骨系か、ふっくらふくよか系か。大体この3つのどれか、あるいは2つぐらいを組み合わせるとお顔から気質がわかります。
この3つの要素は、ちょうどアーユルヴェーダのプラクリティ(根本元質)の要素であるヴァータ、ピッタ、カパに相当するようです(ようです、というのは、まだ日本で人相術とアーユルヴェーダの両方の話ができるかたとお会いしていないので…。あくまで私見です)
ま、アーユルヴェーダについては次回にまわすとして。
次に八相を見ます。「相」の最も近い表現は、もしかすると「オーラ」かもしれません。
そして、八面(8種類の顔。挙動や方向性)を見ます。
最初に書いた「遊女面」というのは、この八面のうちのひとつです。ちょっと寂しげながら社交的で愛想がよく、接客業などに向いている感じですね。
たとえば、天道先生は若衆面(わかしゅうめん)。いくつになっても若々しく見えるお顔でわりと活動的なかたが多いようです。
わたしは童面(わらわめん)と若衆面のミックスぐらいでしょうか。どちらかといえば、女面(女性らしくぽっちゃり顔)より男面(きりっと男っぽい顔)なのです。童面は頭が大きく目がくるくる動いて、いつまでも子どもっぽい感じです。
面には、このほか、老面、妾面、隠面などがあります。「遊女」もそうですが、これらの漢字を見ると、一瞬「え?」と思いますよね、でも江戸時代までに定まった術なのでそこは考慮してください(だいたい、東洋の占いはこういうことがよくありますが)
社交的で人気のある「遊女」が活躍する場は時代によって変わります。
現代ではモデルとかキャバクラとか、かつてのどんな時代よりも活躍の場が幅広くなっているようです。SNSなどで人気を集めるソーシャルアイドルもそうですね。
一般の個人であっても実名で顔出しがあたりまえになっているわけですから、いっそ「バーチャル人相術」「『中の人』の人相術」みたいな分野ができてもいいのかもしれません。
「ソーシャル遊女」とか「ゆるキャラ人相術」みたいな分類も面白そうだなあ…と、お正月は実家の大掃除をしながらこんなことを考えていました^^
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