適性検査が、適職を遠ざけているかもしれない。
大学生に限らず、転職や新しい仕事を考えている人たち全般ですが、「就活」のご相談でとても気になることがあるので書いてみます。
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仕事のことを真剣に考えている人ほど陥りやすいのが、適性検査という名の自己分析です。
これまでの人生をふりかえって自分の内面をのぞいて、本当の自分はこんなことがしたい…みたいな分析をする。「本当の自分」がふだん気づかない自分だとワクワクしたりして。
そして、やりたい仕事が本当に向いているのかどうか。気にならない人はいません。現在すでに仕事が順調に続いていたとしても、ふと、気になることがありますよね。
わたしなんか、これしかない(というかこれしかできない)天職についたと思っているにもかかわらず、生まれて初めての占い鑑定で「わたし、物書きでよかったんでしょうか?向いていますか?」と質問。相手は現在のまつい店長でしたが、チャートをちらっと見て「向いていますよー」と一言(鑑定終了)
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わたしの対面鑑定は仕事のご相談がとても多いのですが、「占いというよりカウンセリングかコーチングみたいだった」といわれたりします。
心理占星術をベースに、NLPやコーチング、インドで学んだ多くのこと(もちろん占い師は誰もが宗教、哲学、心理学など学んでいるのは当然ですが) 現場スキルとしてのマーケティング、LLP(というメソッドがあるのです)などなど、これまでカラダに落とし込んできたあらゆることを駆使しているので、ご一緒に探っていくとそんな印象になるのだと思います。
そうすると、当然、適性みたいなところも自然に読み解けます。
「みたいなところ」というのは、適性とは本来「本当のわたしに向いている仕事」を発見するより「どうしても無理!」なのはどんなことか?を知っておくためにあるからです。
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では、適性検査や自己分析でわかった「本当の自分」は、はたして社会で仕事をしていく自分でしょうか?
ホロスコープでは、おもに、太陽(社会で仕事をして活躍していく自分)と月(私生活や感情をあらわす。素顔の自分)の比較でみます。
わたしたちは何歳になっても、月が満たされないとなんとなく不満が残ります。
しかし、大人として社会で仕事をしていくのは太陽です。
一般的な自己分析や適性検査では、考え深い人ほど、うっかり月で答えてしまいます。なぜなら内面を掘り下げることに慣れているので、深い部分の感情を見つめてさらけだすことができるからでしょう。
しかし、仕事は月(素顔の自分。感情)でやっていくものではありません。
なんといっても太陽(大人の自分。理性)です。太陽はわたしたちが必ず発展させていくべき人生のテーマ。
就活を考えるときは、ここのところをよく覚えておいてください。
たとえば私生活がそれなりに満たされていれば、仕事への不満もどうにか帳尻合わせをしていけたりします。
公的な自分(太陽)と私的な自分(月)をごっちゃにして、月を満たそうと無理な転職をくりかえしたり、太陽の可能性を伸ばせる仕事をあっさりやめてしまう例もあって、その前に鑑定に来てくれたら…と残念に思うことがときどきあります。
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だったら、公私は必ず分けるべきかといえば、そうとばかりもいえないんですね。
月を満たすこと=社会で活躍すること という人もいます。
たとえば月が10ハウスにある(素顔のまま社会で勝負)太陽と月がオポジション(公私をひとつにしたい衝動)、あるいはスクエア(公私の違いを昇華することが課題)……他にもいろいろな要素が入るのでくわしくは鑑定のときおたずねください。
ついでにもうひとつ。結婚は人生のおける大仕事なので、太陽は大事ですよ~
→うまくいく結婚とは?恋愛運とのちがいを知っておく。*
さらに、もうひとつ。40代の転職のご相談も多いので…このあたりも。
→50歳で転職っていいと思いますよ~→*
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