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星まわりを見るときの原則とか例外とか。

どんな仕事でも、決断を迫られるタイミングがありますね。
目的に応じて何を優先するかは変わってきますが、最近「よりによってなぜこの時期を?」と思う事例を続けて何例か続けて見る機会がありました。

ここ数年は基本的にむずかしい時期にあたります。
じっくり準備して(それはもちろん大事です) ここしかない!と思いつめて起業するよりも、気軽にさくっと立ち上げて、うまくいかなければまるっと畳んで、また、するっと立ち上げて…みたいな、逃げ道を用意しておくのがよいかと思うのですが。

ホロスコープでお日柄を選ぶことを「イレクショナル」といいます。だいぶ前ですが、基本原則を書きましたので、こちらもご参考までに。→風のグラトラ、土のグラトラ。イレクショナルの方法。*




それで、このところ拝見したのは、アングルにトランスサタニアンや土星が合の事例ばかりでした。土星が4ハウスあたりなら土台を固める意味では悪くないとされていますが、できればトラサタは6、8、12ハウスあたりか、せめて5,11ハウスあたりへ逃がしたいところ……。

しかし、あえてその時期を選ぶことになったのはなぜでしょう……?

こういう場合は、ご本人のネイタルチャート(出生のホロスコープ)を見ます。
やはり、全員がアセンをはじめ、アングルにトラサタ合の方たちでした。ある意味、過酷な星まわりに「慣れている」ということですね。

→こんな事例も。90度のアスペクト、太陽の使い方。*


困難に遭うことなく、すんなりとおさまって、スムーズに物事が運ぶことが「佳い」とは限りません。紆余曲折あるからこそ、事業に奥行きが出て、思いもよらない可能性が広がる場合もたしかにあります。

事実は事実でしかありません。
佳いか悪いかはわたしたちの「解釈」にすぎない。

ちなみに。そうはいっても、恋愛ならともかく、たとえば「結婚」はできる限り穏やかに、円満に時を重ねていきたいですよね。

基本に忠実に、古くから「佳きこと」とされてきたことを大切に、解釈は最小限にしながら(解釈をエゴ(小我)といいかえるとわかりやすいですね) 最もふさわしい時期を選んでいく。それがイレクショナルだと、わたしは思っています。


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