新月の願い事の罠。
すっかり一般的になってきた(とはいえないかもしれませんが)新月の「願い事」、やってみたことのある方も多いのではないでしょうか。
新月後、ボイドタイムを除く48時間以内に「願い事」を紙に書いて、そのまましまっておく。いちいち復唱しないで忘れてしまうのがコツ…などと書かれていることもありますね。
月は約4週間、28日で新月から満月、そしてまた新月へと満ち欠けをくりかえしています。新月から願い事を叶える方向へエネルギーが満ちていくのが満月までの2週間、そして叶えられた願い事を現実におとしこんで次の願い事へとつなげていくのが次の新月までの2週間です。
さて。こんな疑問を持ったことはありませんか? 「わずか2週間で叶う願い事でないと駄目なの?」……
私は占星術の勉強を始めた頃、ご多分に漏れず毎月新月の願い事を書いては、その紙をしまっておいて、満月に見つめては絶望していました。
だって、たとえば……「年収100万円増やす」みたいな願い事(完了形で書きましょうといわれているので「私の年収は100万円増えています」「私は100万円増えた年収を受け取っています」などと書く)が、わずか2週間で叶うわけないのです。
そして、いろいろ調べていくうちに原則として半年に一度起こる新月=日食が、「新月の親分」みたいなものであることがわかりました。
ということは、日食のとき考えぬいて願い事を書き、毎月の新月では日食の願い事が叶うような小さな願い事を書けばいいのでは…?
あら? これは何かと似ているような……。そうです、プロジェクトのプランをつくるとき、長期目標(今は時代が時代なのでここは省略することが多く、むしろ長期的に変わらない理念を確認します)、長期目標を叶えるための中期目標、そして中期目標を叶えるための当面の目標を立てます。
つまり、新月の願い事はこんなふうに考えると叶いやすくなりそうです。
●長期目標(理念)=自分の太陽をチェックして、人生のテーマを「願い事」として言葉にしてみる。
●中期目標=太陽のテーマを叶えるために具体的にどんなことをすればいいか、原則として半年ごとに修正しながらつくりかえていく。
●短期目標=中期目標(願い事を叶えるための願い事)を叶えるために、さらに具体的に何をすればいいか、毎月の新月で調整していく。
ここまでのところで、もうお気づきかと思います。「願い事」は目標といいかえたほうがいいですね。
そして、もうひとつ。これは体(ボディ)と心(マインド)と魂(スピリット)の関係を調べながら、多くの分野で同じことがいわれているとわかったのですが、実は、紙に書いて「忘れる」のは、多くの人にとってそれほどたやすいことではありません。
この場合の「忘れる」は、潜在意識に落とし込むという意味だからです。よほどニュートラルな、純粋意識を持った人でない限り、一度書いたくらいで「忘れる」ことはできないでしょう。
ですから、最もよいのはくりかえし、くりかえし自分の意識に覚え込ませること。忘れるために覚え込む。テスト前に暗記するときは、何度も同じことを読んで書いて、くりかえして……それをしなくなってすっかり「忘れた」頃に質問されたとき、ふっ、とよみがえる。悟った者ではない私たちにはこれが一番早道のようです。
というわけで。「新月の願い事」の表面的な意味にとらわれないで、ぐっと自分に引き寄せながら、確実に人生のテーマを達成していきましょう!
このあたりもご参考に→運命を変えるスキルとして日食を使うには?*
→今年の日食はまず、4月29日でした。金運が上がると、魂も上がる。*
(ちなみに、次の日食は10月24日です)
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