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独学で占いを学ぶとき、強い覚悟だけでは足りないかもしれない。

では、これ→*と、それから このエントリー→*の続きです。

ここまでを簡単にまとめましょう。
西洋占星術を選んだのは、あやしくなかったからであり(笑)

そして、まったくやったことのない分野でありながら、勉強を進めるうちに、長年コピーライターとして関わってきた広告業界の世界観(アイデアと知性と努力を武器に多くの人の心をつかむ)と、実はとても近いものがあることもわかってきました。

その他にもユング心理学のベースがあったとか、お寺と縁続きで仏教を少しかじったとか、マクロビオティックを実践してきたとか、アジア各国を長く旅して多くのものを見てきたとか、アーユルヴェーダによって多くのことを得たとか……もちろん、結婚したり子どもを生み、育てたり、縁もゆかりもない土地で家庭を持ち、いちから人間関係を築いててきた……などの多くのことが、いま思えばすべて理由になっています。

西洋占星術は、この世にこの身体をもって生まれてきた、その可能性をとことん広げていく視点で人を見ます。個人ではどうしようもない時代や世間のなかでもどうにかして活路を見出していける。それが西洋占星術なのであれば、どうにもへんてこりんでどこかがおかしい…と思っていた自分の「これまでの人生のすべて」が生かせると、当時のわたしはなんとなく、無意識に思ったようです。

さて。そんなわけで真剣に勉強を始めたわけですが、のっけから、えー、なに、これー、……よく知られている12星座の星占いとは、まったくの別物であると知ると、相当とっつきにくくて難しい……。一人では本読んで、ネットであちこち読んでいてもだめだと思い(ネットはほとんど使えないことをあとから知る)いくつかの講座に通うことになりました。

初心者講座は、これは何度も書いていますが、下北沢にあった子育てNPOが主宰してくれた格安講座(講師はまついなつき現トナカイ店長!)。ですが、これは例外中の例外で、その後は週に3回ぐらいあちこちの講座に通っていたので合計すると「うわあ!」と叫びたくなるような金額……。→キャメレオン竹田ちゃんの大きなお目々がさらに大きく。*
1年で7ケタの大台に乗って、当然仕事時間は大幅に削減され、税理士さんにつっこまれたという伝説をつくりつつ……わたしの勉強は進んでいきました。

ここで大切だと思ったのは、わたしはそこそこの年齢でもあり、強い覚悟で仕事(プロジェクト)と取り組んだ経験が何度もありました。
それでも、その強い覚悟が崩れそうなくらい小難しい勉強、わかりにくい内容に直面したとき……講座があってこそ、たくさんの講座に通っていたからこそ、乗り越えることができたと思っています。

→やる気がないときはもちろん、やる気があるときも、意志の力に頼りすぎないことが大事だと思う。*

わたし、わりと目が悪いので、どの講座も可能な限り一番前に座って、じーっと講師の先生の目を見つめながら、手元は常に動かしてメモをとります。先生の説明がわかりにくいとき、首をかしげると……ほら、一番前って目立つので、先生がわかりやすく言いかえてくれたり、例題を話してくれたりします。

そして、休憩時間には周辺に座った方たちと、疑問や質問、驚きや近況報告などで忙しくおしゃべり。わたしは長い間「最高齢の新人」だったので、みんなにいろんなことを教えてもらって過ごしました。

「お茶、飲みましょう♡」みたいな誘い方をする人は少なくて、「さっきのあれはどういう意味なんでしょう?」と真剣に話しながら駅へ向かい、結論が出なくて駅の近くのお店に入ってさらに話し合う……みたいなことが多かったような。

そのうち、数人でホロスコープ読みの練習クラブをつくって月に1回ぐらい集まったりもしました(一通り読めるようになったら、あっさり解散。あくまで学びの仲間であって仲良しクラブではないので)

特に印象深いのは、2007年から2008年にかけて,当時の松村潔先生の事務所で12カ月にわたって行われた「サビアン占星術講座」。当時Yさんが主宰となって、牡羊座から魚座までの12サインを毎月1回×12カ月、朝から夜までまる一日かけてサインごとにサビアン30度をとことん掘り下げる講座でした。

いま思えば、わたしはまだまだ初心者同然。プロが半分ぐらいいて残りも相当勉強していた方ばかりという非常に場違いな空間へ飛び込んでしまったわけで……たしか質問できるようになったのは天秤座ぐらいから(笑)

すでにプロとして活躍している方たちのリアルな話にインスパイアされるものは多く、いろいろな意味で実り多い1年でした(ちなみに、現在トナカイにいる芳華美々子さん、創業メンバーだった河合めいさん、のちにタロー・デ・パリを教えてくれた蓮見天翔さんも、このときの仲間です)。

つまり、強い覚悟=意志の力だけではくじけそうなとき、高いところにいる大御所や大先輩の講座、ちょっとした楽しいおしゃべりや志を同じくする仲間との切磋琢磨など、環境に助けてもらうことでわたしたちは困難な勉強であっても継続できるのだと思います。

というわけで、月に1度×12回の講座に参加して本当によかった……。
しかし、この助けてくれる環境=講座には、実はちょっとした落とし穴もあることに、わたしは気づきました……。(さらに続く)


*長くてすみません! 本来、水曜トナカイ12カ月講座のお誘いのために書き始めたのですが、すでに残席1(3月10日現在) ですが、どうしてももう少し書いておきたいのでどうぞおつきあいくださいませm(__)m

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