断捨離はたぶん土星の領分。
土星は余計なものを省いて、エッセンスを抽出し、冷やして固める、継続の星です。
火星が燃やして木星が広げたものを、継続して燃え続けることができるように(火星の火はいつか消える)無駄をそぎ落してすっきりと(木星は節操なく拡大するので無駄も多い)現実のなかで形にしてくれるのが土星です。
かつて流行した捨てる技術は乙女世代が台頭していた時代なので水星領域の話とすれば、天秤世代にぴったりくるのは金星領域を生かしてときめきや お片付けブランド(無印良品やIKEA)を利用する方法。宗教的、哲学的な意味合いを持ち、ちょっと難易度が高い断捨離は、木星や土星の領分かもしれません。
☆
数年前、土星が乙女座にいたとき、わたしは土星祭りと称して片付けイベントを開催しまして、ご一緒に楽しんでくださった方も多かったわけですが…。
→土星をこき使って掃除する!*
→あの人は行ってしまう…そして、再びやって来る!
…現在、土星は射手座にいます。
片付けてくれるのは射手座があらわす分野なので、ちょっとお家のなかの現実的な整理には遠そうですね。ただでさえ活動宮の牡羊山羊スクエアでぐいぐい動いていて、火のグランドクロスがじっとしてはいられない気分を盛り上げているのでコツコツお片付け…という気分にはなりにくいですよね。
☆
もしも、この時期、引越や家の整理などを考えている方は、射手座の土星の力を借りて、「なぜ片付けないのか」「これは本当に必要だろうか?」と自分に問いかけながら片付けてみてください。
「1年着なかった服は捨てる」「2つ以上持っているものは1つにする」などのマニュアルにしたがうよりも、「5年着ていないけれど、自分は6年目に着る」「我が家は各部屋に1つずつハサミを置きたい」と自分と家族の生活スタイルをしっかり掘り下げてみましょう。
実は、わたしも夏の終わりに引越をひかえて自宅の片付けを始めつつあります。そして父が亡くなって母が引っ越して、誰も住まなくなった先祖伝来の家も気長に片付け始めています。江戸時代の御駕籠とかどうしたらいいんだろう…。わたしが死ぬまでになんとかするのが目標ではあります。
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