すべての恋愛は、いつか破綻する!?
最近ちょっとこんなことを考えていました。
恋愛の行く末って、いったい、どうなるのか……?
ときめいて好きになって、気持ちが通じて、恋が始まって(このあたりが恋愛で最も楽しいときかも!) 恋人との出会いが運命なのか必然なのかミラクルなのか…と、誰しも盛り上がります。何組かは別れたり、何組かは友だちにもどったり、何組かは結婚へと進んで長い長い時間をともに生きることになるでしょう。
しかし、ここで山羊座集合の土星マターで生きている土星期の私は身も蓋もないことを考えてみるわけなのですね。
つまり、乱暴に言えば……「恋はPEA(フェニールエチルアミン)のなせるワザ」なので、どんなに甘く情熱的な恋であっても、早ければ1年から2年、長くても4年で終わるといわれています。
→このあたりをご参考までに。恋の賞味期限の理由*
→このあたりも。ヘレン・フィッシャー氏が語る愛の行方。*
→このブログでは、みなさまの恋人=土星にからめてちょっと書いたこともありました。恋は2年で終わるのです※
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恋は継続すると、いつしか愛に変わっていくわけで、これもいつもお話していることですし、何度かこのブログでも書いていますが、今回それはちょっと棚に上げておいて…と。
すべての恋愛は、いつか破綻する――失恋や別れだけが破綻ではありません。
たとえば結婚もまた、「破綻」のひとつのカタチ、といえるのではないかと思うのです。
西洋占星術でいえば、恋愛は人生を輝かしく(ときに狂おしく)彩る出来事です。
修羅場もまた、人生の彩り。
一方、結婚は人生のまんなかを通っている本流です。
私たちの一生を通じて成し遂げていくテーマのひとつ。
天体でいえば、恋は金星で、
結婚は太陽(あるいは、恋は金星と火星で、結婚は月と太陽)です。
素敵な恋人と理想的な恋愛期間を過ごして、結婚したとしましょう。
ところが、なぜ結婚生活はトラブルの連続なの?同じ相手とは思えない…みたいなご相談も、実は多いのです。
あなたのホロスコープのなかでの恋愛イメージは金星、結婚イメージは太陽と土星で見ます。
同じく、お相手の実像は恋愛時代は火星ですし、結婚したら太陽、および土星。妻となった自分イメージは月で見ます。
現代では、結婚してからも恋愛時代の感覚がグラデーションのように続いていくことが多いので、ある日突然きりかわるわけではありませんが。それでも、原則はこんな感じです。
(結婚してからのトラブルの多くは「恋愛の延長に結婚がある」というかんちがいから生まれることがほとんどなので、まったく別の関係が新たにスタートしたと考えると、現実と折り合いやすくなります)
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すべての恋はいつか破綻する。結婚もまた破綻のひとつのカタチである。
やや極端なお話のようですが、このように考えることで、楽になることがたくさんあると思うので、思いきって書いてみました。
どんな恋であっても、恋は恋。
「破綻」を前提とするからこそ、
今の輝きがいとおしく、
かけがえのない瞬間として、
永遠に美しいのでしょう。
これを読んでおられるみなさまの、
すべての恋がうまくいきますように。
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