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2017年2月

すべての恋愛は、いつか破綻する!?

最近ちょっとこんなことを考えていました。
恋愛の行く末って、いったい、どうなるのか……?

ときめいて好きになって、気持ちが通じて、恋が始まって(このあたりが恋愛で最も楽しいときかも!) 恋人との出会いが運命なのか必然なのかミラクルなのか…と、誰しも盛り上がります。何組かは別れたり、何組かは友だちにもどったり、何組かは結婚へと進んで長い長い時間をともに生きることになるでしょう。

しかし、ここで山羊座集合の土星マターで生きている土星期の私は身も蓋もないことを考えてみるわけなのですね。

つまり、乱暴に言えば……「恋はPEA(フェニールエチルアミン)のなせるワザ」なので、どんなに甘く情熱的な恋であっても、早ければ1年から2年、長くても4年で終わるといわれています。

→このあたりをご参考までに。恋の賞味期限の理由*

→このあたりも。ヘレン・フィッシャー氏が語る愛の行方。*

→このブログでは、みなさまの恋人=土星にからめてちょっと書いたこともありました。恋は2年で終わるのです※

恋は継続すると、いつしか愛に変わっていくわけで、これもいつもお話していることですし、何度かこのブログでも書いていますが、今回それはちょっと棚に上げておいて…と。

すべての恋愛は、いつか破綻する――失恋や別れだけが破綻ではありません。
たとえば結婚もまた、「破綻」のひとつのカタチ、といえるのではないかと思うのです。

西洋占星術でいえば、恋愛は人生を輝かしく(ときに狂おしく)彩る出来事です。
修羅場もまた、人生の彩り。
一方、結婚は人生のまんなかを通っている本流です。
私たちの一生を通じて成し遂げていくテーマのひとつ。

天体でいえば、恋は金星で、
結婚は太陽(あるいは、恋は金星と火星で、結婚は月と太陽)
です。

素敵な恋人と理想的な恋愛期間を過ごして、結婚したとしましょう。
ところが、なぜ結婚生活はトラブルの連続なの?同じ相手とは思えない…みたいなご相談も、実は多いのです。

あなたのホロスコープのなかでの恋愛イメージは金星、結婚イメージは太陽と土星で見ます。
同じく、お相手の実像は恋愛時代は火星ですし、結婚したら太陽、および土星。妻となった自分イメージは月で見ます。

現代では、結婚してからも恋愛時代の感覚がグラデーションのように続いていくことが多いので、ある日突然きりかわるわけではありませんが。それでも、原則はこんな感じです。

(結婚してからのトラブルの多くは「恋愛の延長に結婚がある」というかんちがいから生まれることがほとんどなので、まったく別の関係が新たにスタートしたと考えると、現実と折り合いやすくなります)

すべての恋はいつか破綻する。結婚もまた破綻のひとつのカタチである。
やや極端なお話のようですが、このように考えることで、楽になることがたくさんあると思う
ので、思いきって書いてみました。

どんな恋であっても、恋は恋。
「破綻」を前提とするからこそ、
今の輝きがいとおしく、
かけがえのない瞬間として、
永遠に美しいのでしょう。

これを読んでおられるみなさまの、
すべての恋がうまくいきますように。

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夢の実現のために、まず魂のステージを上げましょう。魚座の新月。

2017年2月26日23時58分、月は魚座で新月をむかえます。
新月のサビアンシンボルは魚座9度「馬を駆り立てる騎手」です。
馬を休ませることなく、常に鞭をくれて、全身全霊、捨て身で新しい世界に飛び込んでいくのがこの度数です。

実際、この度数にメインの天体をお持ちの方は騎手とか競輪選手とか、あるいはバイクに乗っている方とか多いようです。事故も醍醐味!…みたいな面を無意識に持っているのは、半分魂の世界に片足かけている魚座の方たちの特徴でもありますが、この度数が最も激しく、その傾向を帯びています(この時期は、全員、突発的な事故や喧嘩などには気をつけてくださいね!)

さて、話をもどして。

私たちはそれぞれに必ず叶えたい夢をもっていますね。
私はよく夢を「未来計画」といいかえてください、とお話していますが、夢という漠然としたところから計画という現実におとしてくると、具体化しやすくなるからなんですね。

たとえば「占い師になる!」という夢なら、毎日少しずつコツコツ学び続け、地道に講座に通い、無料で多くの方の鑑定を重ねていく……そうしてある日、自信をもってデビューすることができますね。いわば、下から上への流れです。

そして、この新月のテーマのひとつは「魂のステージを上げること」です。
これは、上から下への流れといってもいいでしょう。

あなたの魂が歓ぶのはどんな方向でしょう?
何をしているとき、誰といるとき、平らかな安らぎを感じるでしょう?
それらを確認することで、現実の計画も立てやすくなって、思いきって飛び込んでいくことができるでしょう。全身全霊の「身」と「霊」はどちらも大事です!

私たちは、つい、目先の目標のとらわれがちなところがあるので(みんな、そうですし、年齢を重ねてもいまだに…・笑) 
こうした機会に、魂レベルからゆっくり考えてみるのもいいですよね。

この新月は23時58分と、深夜の日付が変わる直前です。
そして眠りについて、眠っている状態で何らかのインスピレーションを得ることがあるかもしれません。
今夜はベッドサイドにメモ用紙とペンを置いておくとよさそうです(私もそうします)

今回の新月は金環日食です。
日食は通常の新月とちがって、向こう半年が決まります。
前回の満月が半影月食だったので、ここしばらくの流れはとても重要ですよー。
ここをどう過ごすかで、3月の春分とそれに続く1年が相当変わってくると思います。

また、新月図で見ると、手前には水星、後ろに海王星があって、この金環食の課題がひときわ広がりを見せています。

今回の金環日食は、あなたのどのハウスで起きていますか?

お手持ちのチャートをごらんになるか、お持ちでない方は「ホロスコープ 無料作成」などで検索するとすぐご自身のチャートがつくれます。
(出生時間がわからない方はハウスを見ることはできません。…ですが、鑑定でしたら、あるていどハウスに近い考え方で精度を上げて読み解くことができますので、「時間がわからないからダメなの!?」と思わないで、ご相談くださいね)

→だいぶ前のエントリーですが、ハウスのご参考に。*

→まとめはここに。2008年7月あたりをふりかえってみるのもいいと思います。今後50年が決まる日。*

 

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夢を叶える歓びを実感してください。獅子座の満月。

さすが2月、東京も冬本番の寒さで、昨日も今日も雪が舞っていました。
気圧も激変しているので今日あたり、やたら眠かった方も多いかもしれませんね。
このブログなどで新月と満月をたどっている方だと「満月前だしねー」と納得しつつ、眠いわりに「やる気はある!」みたいな感じだったと思います(やる気と行動がなかなか一致していなくても、ね)

2017年2月11日午前9時32分、月は獅子座で満月をむかえます。
満月のサビアンシンボルは獅子座23度「裸馬乗り」です。
裸の馬は、いわば生命力の象徴です。ワクワクするような刺激、ドキドキ感……よく訓練されている馬であっても鞍やあぶみがなかったら、乗りこなすのは大変ですね。
荒々しい野生を思わせる馬のエネルギーを乗りこなし、使いこなすことで、歓喜の波がやってきます。

この満月は、難しい課題に積極的に取り組み、苦手を克服し、目標を達成することで生まれる歓びを存分に味わってもいいのだと告げています。

前回、水瓶座の新月であなたはどんな目標を掲げましたか?どんなふうに目標に近づく工夫をしてきましたか?
夢を現実化したいなら、感情や衝動はないほうがうまくいきます。水瓶座の新月。

淡々とコツコツと努力してきた結果がカタチになって、心底から感情を爆発させて歓びを表現してもいいときがやってきました。
大空を飛びまわる鷹は、この満月では大地を駆け巡る馬となっています。
夢を実現するということは、誰にとっても、大空と大地の両方=世界を手にするほどの歓びを得られることなのです。

夢は描くものではなく、
遠くに見るものでもなく、
自分の努力と工夫で手に入れるもの
……
あなたの夢はどこまで叶いましたか?
あなたは、あなたの夢をどこまで叶えましたか?

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1年に1度、ホロスコープを描き変えるチャンス

もちろん、ホロスコープを勝手に描き変える、なんてできっこないのです。世界にたった一人しかいないかけがえのないあなたがこの世に生まれ落ちた瞬間を、ホロスコープはあらわしています。

それでも「もうちょっとこの月がこっちにずれていたらなあ…」とか「ここをこう変えたらもっと運がよくなる気がする」とか、占星術を学び始めるとそんなことばかり気になるときもあります。でも、事実はひとつ。良い悪いは無数にある解釈のひとつにすぎません。→事実はひとつ。占い鑑定のスタイル*

しかし、出生のホロスコープのあそこと、ここと、そこがどうにも苦しい…という場合も、その苦しさにこだわる必要はありません。実はホロスコープには「期間限定」バージョンがあるのです。いえ、描き変える、わけではないのですが(タイトルはわざとです、すみません)

私たちの一生には、いろいろなイベントがありますね。
誰もが等しく経験する星のイベントは、公転周期の遅い星がサインを移動するときや、1年に限っていえば春分から夏至、秋分、冬至と四季の流れがあります。日食はだいたい年に2回ですし、約1か月に1度、太陽が次のサインに移動するときなど。

個人でいえば、約30年に1度めぐってくる土星回帰(サターンリターン)は有名ですが、木星回帰、火星回帰もわりと影響があります。
こうした大きな星のイベントは、個人の人生の一瞬に起こるイベントです。他の誰ともちがう、あなただけのもの。ですから、その瞬間のホロスコープを切り取って、たとえば土星回帰なら向こう30年間の流れを見たり、木星なら向こう12年、火星なら2年……と、期間限定のホロスコープとして生かすことができます。

とはいえ、出生のホロスコープを上回る影響があるわけではないので、あくまでネイタルチャート(出生のホロスコープ)をしっかり読み解いたうえで、それぞれのイベントのホロスコープを読んでいきます。

(たとえば火星回帰の火星が素晴らしく元気で勢いつきそう!……というチャートでも、ご本人が火星を使いこなしていなかったら、体調に影響が出るとか怒りっぽくなるとか、そんな場合もあるわけですね)

さて。そんななかで、最もポピュラーなのは太陽回帰(ソーラーリターン)でしょう。

年に1度、お誕生日前後に鑑定にみえる方が多いのは、太陽回帰図チェックのためだったりします。もちろん、生まれもったホロスコープが変わるわけではなけれど、1年限定でどんな自分があらわれるのか。

お誕生日が無条件でワクワクするのはプレゼントやケーキやお祝いの言葉ではなく(それらはもちろん本当にうれしいこと)年に1度、新しく生まれ変わる自分を自分で祝福したいのだと思います。たとえどれだけ年齢を重ねても私たちは、いつも新たな可能性を自分のなかに見出したいのでしょう(それがなくなったら死をむかえるのでしょう)


たとえば。私は不動宮のオンナなので、自分でもイヤになるほど頑固です。
暮れに人相の師匠・天道春樹先生の東京忘年会が開かれたのですが、ご著書を上梓されたばかりの木村伯龍先生が公開鑑定をしてくださいまして。
私の顔を見て開口一番、「頑固で怒りんぼやな」(笑) 「理性でよくおさえとる。大人やな」…それは山羊集合のおかげ(57歳にもなって大人でなかったら困る)

アングルが不動宮。不動宮のグランドクロス。なのに月は柔軟宮なので内面はいつもぐるぐる、ふらふらで、いつもしんどい。…というベースを持ちながら、さて、1月にむかえた太陽回帰では……柔軟宮に天体ゼロ。アングル柔軟宮。月は天秤座で木星と合。この1行だけでもずいぶん楽そうですよね。しかも土星がIC合なので、度台を固めるにはよい年。土星ラブ♡

こんなような感じで、回帰図を見るわけですが、鑑定ではサビアンシンボルもチェックしながら、1年限定のストーリーを探って行きます。
太陽回帰図の読み方*
簡単な例はこちらに。バースデーセレモニー*

太陽回帰、火星回帰、土星回帰。
他の誰とも違うあなただけの人生の、ブレイクスルーにうまく使っていきましょう。特に、生まれもったホロスコープがハードでほとほと苦しくなっているなら、回帰図をうまく使うと、きっと楽になれますよ。

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☆★☆次回のホロスコープ読み基本講座は2月22日(水)です!

ここ数年、トナカイまわりも含めていろいろな講座があちこちで開かれるようになりました。楽しそうだ。そんななかで地味に、コツコツ、基本読みを延々と継続しています。私はプロデビューしてからも松村キヨシ先生の初級講座に通っていました。「体とサインとハウスはわかった。アスペクトもわかった。なのになぜすらすら読めとけないだろう…?」という方には、丁寧に一つ一つ見ていく基本読みをおすすめします。基本を身につけることで、他で受ける楽しい講座ももっと楽しくなると思います。初心者からプロレベル、実際プロの方まで、どなたでもご参加いただけます!
→お申し込みはメールで。mukaimaki★gmail.com(★を@マークにかえて送信してください)

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