木星が蠍座へ。集中と変容の1年を始めましょう。
2017年10月10日22時19分、木星が天秤座から蠍座へ入りました!
このように時間まで書いてみましたが、今夜、急に人生が変わる!…わけではありません(笑)
木星は約1年ごとにサイン(一般的には「星座」と言われますが、占星術では「サイン」です)を移動するので、時間軸が比較的長いのです。
1日、1時間、1分とかそんな違いは誤差の範囲内と思ってくださいね。
(占星術を学んでいる方たちは星のエネルギーを受け取るのが早くて、先取りすることが多く、ここ数カ月すでに「蠍座木星」的なご相談が増えてきています)
さて。
木星は拡大と発展の星といわれています。
12星座占いなどでよく知られているのは、たとえば「木星が蠍座に入るので蠍座に幸運が来る!」とか。これはあながち間違いではないのですが、「木星が来たのにいいことなかったー!」…みたいなお話もよく耳にしますね。
まず、いいこと=「幸運」の意味を考えてみましょうか。
☆
あなたにとって「幸運」とは何ですか?
「幸せ」ってどんな状態だと思いますか?
立場によって、人によって、さまざまだと思います。
-生きがいを感じられる仕事や趣味。
-働いた分よりもっと稼げる仕事。
-お気に入りのモノに囲まれた生活。
-心から愛し合える運命の彼との出会い。
-素敵な夫と可愛い子ども。
-和やかな家庭。
-情報交換したりお喋りしたりできる気の置けない友だち。
-日々の暮らしを丁寧に紡ぎながら幸せを実感する、そんな人生。……
鑑定のご相談に多いテーマからいくつかピックアップしてみました。
たとえばこれらのなかからいくつを、あなたは手に入れていますか?
-ちゃんと仕事や、あるいは趣味の活動をこなしている(でもなんとなく今ひとつ生きがいを実感できていない…もっと熱く燃える何かがあるような気がする…)
-働いたらそれだけの収入が入ってくる(でももっと楽して稼げたらいいのに…)
-それなりに好みのモノを持っている(でもお金があったらもっと買えるのに…)
-恋人がいる、または好きな人がいる(でも心から愛して愛されているのか自信がない…)
-結婚して家族がいる(夫にちょっと不満がある。子どもは可愛いけれど子育ては大変…)
-家庭はうまくまわっている(でも妻であり母である自分はなんとなく疲れている…)
-仲良しの友だちがいる(でも全部をわかってくれる親友はいない)
-日々の暮らしに感謝はしている(でも幸せを実感できているかといえばよくわからない…?)
ちょっとデフォルメしているのでぴったり来ない方もいると思いますが、要するに「一応は今に満足」しているのに、「心から満足」しているか自信がないことがほとんどのようです。
☆
しかし、上記のような、
「でもなんとなく」
「だって~~だから」
「でも自信がない」
「もっと~~だったら」……
これらのフレーズは、実はわりと簡単にクリアできます。
環境や周囲の人たちを変える必要がないから。
自分の内面を変えれば解決できるからです。
決して濡れ手で粟の、びっくりするような幸運が転がり込んでくるわけではなく、謙虚に丁寧に日々を暮らすことで、つつがなく「困らない」生活を手にすることができる。
木星が意味しているのは、そういうことなのです。
「木星が来たのにいいことなかったー!」
……残念ながら毎年聞かれる言葉です。
それは視点を変えてみると、
「木星が来たのにいいこと(を実感できる力が自分に)なかったー!」
ということなのでしょう。
☆
今夜、木星は蠍座に入りました。
蠍座のテーマは「集中と変容」です。
天秤座で広げた興味あることのなかからひとつ、仲良くなったひとのなかからひとり、やろうと思ったことのなかからひとつ(あるいは数少ないいくつか、何人か)に集中しましょう。
蠍座は深く深く、対象にとことんのめりこみ、集中して、ひとつのことを探求し、取り組みます。
あなたも、蠍座木星の一年間をそのように意識して過ごしてみてください。
きっと、知らず知らずのうちにバージョンアップし、美しく姿を変え、新しい人生を手にすることができるでしょう。
ご参考までに。
木星が天秤座から蠍座へ。何が変わるの?*
トナカイお店日記より。
なぜ木星は悪役になったのか?*
(陽射しはすっかり秋です。木星の蠍座入りの気配を感じて、無意識に「水辺」の写真を撮ることが増えていたようです)
*****
<お詫び>
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いよいよ木星移動。天秤木星の一年で惹かれたもの、得たもの、決めたことなどを総点検して…そのなかから厳選したどれかととことん取り組んで、深く深く探求していくのが蠍木星の一年です。支配星が金星の天秤座と違って、火星冥王星マターの蠍座は、痛みを糧に変えて成果を出していく覚悟で。
— 向真希 (@mukai_maki) 2017年10月7日
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