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2018年1月

優雅なお喋りが新たな可能性をひらきます。獅子座の満月。

2018年1月31日22時26分、月は獅子座で満月をむかえます。
満月のサビアンシンボルは獅子座12度「芝のパーティー」です。

優雅なガーデンパーティーの様子をイメージしてみましょう。
夕暮れの邸宅街、瀟洒な洋館の庭に集う人々、上質な食材で丁寧につくられたオードブルと美味しいワイン……
美しい芝生の庭園で和やかな時間がゆったりと流れていきます。
現実世界の喧騒からひととき離れて、ここでは優雅な大人の社交が繰り広げられているのです。

今回の満月は月食です。
食が起こるときは、通常の満月と違って長く影響が残ります

満月チャートのアセンダントは天秤座。
支配星の金星は水瓶座にあって太陽のそばにいます。
チャートではお家や精神的な基盤、霊的な故郷をあらわす4ハウスにあるので、お家や地元、よく知っているお店でのパーティーなどもいいですね。

決してあくせく働く様子を見せないで(実際はそうだとしても)優雅で余裕のある空気感をまといながら、積極的に他者と関わっていくことで、前回の新月→* の願いが実を結んでいくようなイメージです。

新月と満月の違いについて。新月の願い、満月の誓い*

新月の願いがなかなか叶わない場合、満月の誓いで意識して軌道修正してみましょう。*

それから今回はアングルが活動宮なので、考えてから行動するのではなく、行動しながら考えて、違っていたらすぐ別の道へ。休みなく動くことで、満月の誓いが強固なものになります。

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(凍えるような水辺で、鳥たちが優雅な社交を繰り広げていました。獅子座ですし、以前撮った緑の公園に集うネコたちの写真がぴったり!と思ったのですが…どうやら削除してしまったようです…)

 

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木星回帰の読み方

私事ですが、年明けに土星回帰をむかえました。

土星の公転周期は約30年。これからの時代は、土星回帰3回ぐらい経験することになっていくでしょう。
かつて2回目をむかえる前に人生を終わっていたり、現役を退いていたりした時代は、土星は「怖い」星だったかもしれませんが、今となっては私たちの人生を手堅くかためて、夢を実現していく「心強い味方」ですね。

そして、もうひとつ私事です。
今年は木星回帰の年でもあります。土星とセットで語られる木星はもう少し公転周期が早くて、約12年ですから、土星よりも読みやすく、起こりそうな出来事も想像しやすいと思います。

【木星回帰の読み方】

まず、ネイタルの木星のハウス、サイン、アスペクトを読み込みます。
ご自身が木星をどう使いこなしているか(あるいは自分が木星に使われているか)

木星回帰では、もともと持っている木星の分野、資質や環境も含めて、強調されます。
ネイタルを読み込めていないと、カスタマイズして読むことができませんので、勉強中の方は根気よく読んでみましょう。

次に、回帰図を読みます。
回帰のときの、進行(内面の時計)と経過(環境の時計)がどんなふうに影響しているかによって、木星の働き方も違ってきます。

誰にでも共通にやってくる木星の向こうに、あなただけの木星がいます。


再び、私事です。
例として私の木星回帰を見てみますね(木星は蠍サインIC合です)

・1回目=子供のときからのお年玉貯金で、本棚とベッドと箪笥を買ってもらって「自分の部屋」ができました。IC木星っぽい。

・2回目=正式にコピーライターの名刺を持った年。そしてたしか表参道の1LDKへ引っ越しました。給料の半分を家賃に使う生活の始まり(笑) これもIC合、そしてICは当然MCにオポなので肩書にも影響しますね。

・3回目=出産と、初めての本の上梓と、家を買ったあたり。この頃は冥王星も同じサインにいたので根底からすべてがひっくりかえりつつ、どこまで広がるんだ!というほど広がりました(木星だけでここまで動くことはありません)

・4回目=このあたりは配偶者の介護で記憶が飛んでいるので具体的に何があったかさだかではないのですが、しいていえば、現トナカイのまつい店長と出会ったあたり…(今に至る道を解釈してみると面白いかも)

・5回目=今年です。さて、何が起こりそうか…だいたい見当はついているので、もっと思い通りにするために微調整を始めたいと思います。




こんな感じで簡単に見ていくだけでも自分の木星の使い方がわかって面白いですし、回帰時の進行と経過を丁寧に読み解いていくと、自分が木星をどう使おうとしているのか、どう使える力が働いているのか…などがわかります。
そうして土星回帰と違って、12年後にまた来る!と思えば、予測して使いこなし方をトレーニングしておくこともできるでしょう。

さらに。
このように意識して大きな天体を使いこなすトレーニングを工夫することで、土星や天王星をも使いこなすことができるようになっていくと思います。

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(家族が撮った写真です。大雪の翌朝、水辺は静かに夜明けをむかえていました)

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願い事は具体的な努力で叶えるもの。山羊座の新月。

2018年1月17日11時17分、月は山羊座で新月をむかえました。
新月のサビアンシンボルは山羊座27度「山の巡礼」です。

巡礼は黙々と山を登っていきます。この山は山羊座の山です。
山羊座は12サイン中10番目のサインであり、私たちが長い長い歴史のなかでつくってきたこの社会の集大成ともいえるサインです。

そうしてこの山へ登っていくということは、この社会のなかでの立ち位置を上げていくということでもあります。
たゆまない努力、日々の修行、常に進化し続けようとする向上心。
山羊座を支えているのはこうした未来へ向かう時間です。

先日も書いたとおり、山羊座に天体が集中しています。→山羊座ってほんとは…ぶっちゃけ、はっちゃけ*

この新月は、山羊座土星時代の幕開けをさらに上書きするような新月ですね。
新月図のMC(めざすべき方向)には冥王星が重なり、理念を示す9ハウス側に水星と土星、理念を現実にする10ハウス側に太陽と月、そして金星がいます。
これらをサポートするのが、7ハウス蠍座の火星と木星です。
対人関係のなかから生まれた新しい企画を山羊座がカタチにしていきます。

これだけだとあるべきところにおさまるていどに見えますが、魚座海王星は妄想ぎみに煽ってきますし、なにより牡羊天王星が従来にはなかった新たな夢を吹き込んできます。現実にはならないかもしれない夢を、それでも現実にしたいとするなら。どんな方法があるのか。この新月は私たちに迫ってきます。

さて。今年のあなたの夢はどのていど現実になりそうですか?

到底無理だと思っている夢も、諦めないで努力し続けることで、どうにかカタチにする突破口が見つかるかもしれません。
「新月の願い事」は紙に書いて忘れていれば叶う…などと言われることもありますが、日常的な願い事ならともかく、心の底から求め続ける本気の願い事=夢は、書こうと書くまいと24時間常に意識し続け、具体的に努力し続けることから始めてみましょう。

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(新月の夜、暗い空を見上げ、ふとライトアップされた橋に目を移すと、まるで道標のように感じられます。)

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山羊座の天体集合=「ぶっちゃけネエさん」

このところ、山羊座に星が集中しています。
今日あたり土星、水星、冥王星、太陽、金星、それに月もめぐってきて、なんと6天体が集合。一方、蠍座には依然として木星と火星がセパレートでゆるくコンジャンクション。魚座の海王星と、全部で9天体がサインで小三角をつくっています。残りひとつは牡羊座の天王星が孤高を保ちながら、燃えています。

土と水ばかりのこういうときは、なんだか重い感じになりがちだったり、気持ちと実利が先走って理路整然と正義を伝えることがややもすれば蔑ろにされたり…といった印象があります。ところが……あら?ここしばらくはそうでもないかな?…という印象の方も多いかと思います。

なぜならば、今回の土サインは山羊座ですからねー。
山羊座は土の活動宮です。活動宮だからアクティブというのもありますが、なにしろ10番目のサインなので世間が見えているわけです。

私たちの生きるこの世界で最も大切なことは何なのか。
そのために私たちはどう生きたらいいのか。
私たちのなかの「私」の位置づけはどこにあるのか。


――山羊さんたちは常に意識するしないにかかわらず、こんなことを考え続けています。

山羊座の美徳。*




それでね、世界を俯瞰して見る視点を持っている山羊座の女性天体意識(つまり金星とか月とか)は、全体を見ながら、思いきった物言い、突発的な行動に出ることがよくあります。

平たく言えば突然、一見(一見ですよ)常識はずれのことを話し出す「ぶっちゃけねえちゃん」だったり、誰もがまさか…と思うような行動を軽々とやってみる「はっちゃけオバサン」だったり。

でも、ぶっちゃけたり、はっちゃけたりしていても、彼女たちは「結果を想定」しています。
みんながよりよい方向へ行くため、あるいは、唐突な物言いや行動が決して悪い結果を呼ばないことを知っている。意識するとしないとに関わらず。相当斬新な思いつきを口にするし、清水の舞台から飛び降りる(パラシュートを隠し持って)

今の時期だと、トリガーになっているのは牡羊座の天王星なので(ちょうど今日あたり、太陽とスクエアですね) 火の哲学や理想をいかに現実に置き換えるか工夫しながら、土の女性たちがぶっちゃけたり、はっちゃけたりしているわけですね(くれぐれも「女性たちが」ではなく、「女性天体たちが」ですからね)

ということで。
いつになく、余計なことを言ったりやったりしてしまった…というあなた、ちょっと立ち止まって考えてみてください。

それはもしかすると、一過性の打ち上げ花火のような「余計なこと」ではなく、花火の余韻が夜空の光が消えてからも心に流れていくように、いつか何かの形になっていくかもしれません。
私たちは「理由のないこと」なんか言わないし、やらないのだと思います。理由がないという理由も含めて。

Photo

(花が少ない季節ですが、まるで野草のように畑のあちこちに水仙が咲きます。冬至のあと、寒さはひとしお厳しくなりますが、実は光の季節へ向かっているように、水仙は一足早く春の訪れを告げているように思えます)

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土星山羊座時代とともに~2018年の計画など~

だいぶ出遅れましたが、2018年が始まりましたね。
暮れに山羊座入りした土星の影響が世界的にも散見されますし、個人レベルでもいろいろ影響が出ているようです。山羊座は活動宮なので早いですね、そして地のサインなので現実的な行動がものをいいます。

個人レベルでは「動きたいのになかなか動けない」こともあるかもしれません。
その場合は山羊座の前の射手座土星の段階で「何のために」「誰のために」という理念をしっかり固めることが足りなかったのかもしれないので、ここ2年をふりかえってみてくださいね。
さて。それでは、2018年の夢、あるいは計画などを少し。


【基本は鑑定!】
私は現場の占い師なので、何よりも鑑定です。世界にたったひとりのあなたが、誰とも違う素敵な人生を創っていかれるお手伝いができればといつも願っています(法人鑑定、ビジネス鑑定などは別途、事業計画の検討などとともに別料金でお受けしておりますが、トナカイへいらしていただければその限りではありません)


【水曜トナカイ12か月プロ育成講座・第三期】
第一期と第二期の生徒さんたちのあまりの違いに、桜田ケイ先生と相当悩み考えましたが、ご希望の多い講座でもあり、またプロレベルの占い師を育成することは現在の占い業界にとって非常に強く求められることでもあり、カリキュラム変更などますます内容強化して4月開始の予定です。


【個人レッスンまたは10時間鑑定】

昨年晩秋の頃から、学びの場として最適なパワースポットといわれる新宿御苑前あたりで個人レッスンを開始しました。初心者からプロまで、その方に合わせて行う10時間レッスンです。
こちらは今年の春までの限定で、すでにご予約締切となっていますが、今年も引き続き細く長く行っていく予定です。ご希望によっては、自分セラピーのための10時間鑑定としてお使いいただくこともできます。節分頃にはお知らせしますね。


【日曜講座またはグループレッスン】

中級程度の方たち向けの確実な実力アップのために、テーマを決めて少人数で行います。隔月ぐらいで、4回連続とか。山羊土星時代にふさわしく実用的な内容てんこもりになる予定。こちらも春頃開始予定です。


【本気の恋愛および婚活講座!】

ビューティー占星術Part3にあたる講座です。実は2017年の積み残しというか、課題です。おもにアラフォー、アラフィフの方たち向け。3回連続で、男性講師の候補もお願い済みだったのですが、私の私的環境がととのわず、延期になっていました。こちらはまだ開講未定です…


【年齢期に合わせた鑑定の組み立て方講座】

現場鑑定のプロ、または現在志望の方向けの講座を山羊土星の今年から始めたいと思います。
生徒さんたちからよくご質問いただくのですが、「鑑定が当たらない」場合、ポイントはいろいろありますが、「お客様ご自身を見ないで、ホロスコープだけを見て、セオリー通りに読んでいる場合」が多いようです。たとえばお客様の年齢域に合わせて読むだけで、読みの精度はぐんと高まります。
私自身、研修のつもりで毎月いろいろな方の鑑定を受けることにしているのですが、土星回帰2回目をむかえ、年齢に合わせて読みを変えないといけないことを実感するようになりました。
こちらもまだ開講未定ですが、もしかしたら「占い師やセラピストの開業準備講座」にするかもしれません。25歳で南青山に事務所を持って以来、個人事業主として33年やってきて(内10年が占い師兼業です) これから活躍して行かれる方たちにお伝えできることは、早めにお伝えしていこうと考えています。
 



最後に。ちょっとお詫びです。昨年は公私の事情により、ブログの更新がだいぶ少なくなってしまいましたが、今年は以前のように毎日更新…は無理としても、もう少し頻回に更新できるようにしていきたいと思います。Twitter→* で星のエッセンスをつぶやくことも続けますが、やはり私の基本はブログだと思っているので。
今年もどうぞ気長にお付き合いくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
遅ればせながら、みなさま、佳き一年を。

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(穏やかなよいお正月でしたね。かもめが気持ちよさそうに飛んでいました)

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