木星回帰の読み方
私事ですが、年明けに土星回帰をむかえました。
土星の公転周期は約30年。これからの時代は、土星回帰3回ぐらい経験することになっていくでしょう。
かつて2回目をむかえる前に人生を終わっていたり、現役を退いていたりした時代は、土星は「怖い」星だったかもしれませんが、今となっては私たちの人生を手堅くかためて、夢を実現していく「心強い味方」ですね。
そして、もうひとつ私事です。
今年は木星回帰の年でもあります。土星とセットで語られる木星はもう少し公転周期が早くて、約12年。ですから、土星よりも読みやすく、起こりそうな出来事も想像しやすいと思います。
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【木星回帰の読み方】
まず、ネイタルの木星のハウス、サイン、アスペクトを読み込みます。
ご自身が木星をどう使いこなしているか(あるいは自分が木星に使われているか)
木星回帰では、もともと持っている木星の分野、資質や環境も含めて、強調されます。
ネイタルを読み込めていないと、カスタマイズして読むことができませんので、勉強中の方は根気よく読んでみましょう。
次に、回帰図を読みます。
回帰のときの、進行(内面の時計)と経過(環境の時計)がどんなふうに影響しているかによって、木星の働き方も違ってきます。
誰にでも共通にやってくる木星の向こうに、あなただけの木星がいます。
☆
再び、私事です。
例として私の木星回帰を見てみますね(木星は蠍サインIC合です)
・1回目=子供のときからのお年玉貯金で、本棚とベッドと箪笥を買ってもらって「自分の部屋」ができました。IC木星っぽい。
・2回目=正式にコピーライターの名刺を持った年。そしてたしか表参道の1LDKへ引っ越しました。給料の半分を家賃に使う生活の始まり(笑) これもIC合、そしてICは当然MCにオポなので肩書にも影響しますね。
・3回目=出産と、初めての本の上梓と、家を買ったあたり。この頃は冥王星も同じサインにいたので根底からすべてがひっくりかえりつつ、どこまで広がるんだ!というほど広がりました(木星だけでここまで動くことはありません)
・4回目=このあたりは配偶者の介護で記憶が飛んでいるので具体的に何があったかさだかではないのですが、しいていえば、現トナカイのまつい店長と出会ったあたり…(今に至る道を解釈してみると面白いかも)
・5回目=今年です。さて、何が起こりそうか…だいたい見当はついているので、もっと思い通りにするために微調整を始めたいと思います。
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こんな感じで簡単に見ていくだけでも自分の木星の使い方がわかって面白いですし、回帰時の進行と経過を丁寧に読み解いていくと、自分が木星をどう使おうとしているのか、どう使える力が働いているのか…などがわかります。
そうして土星回帰と違って、12年後にまた来る!と思えば、予測して使いこなし方をトレーニングしておくこともできるでしょう。
さらに。
このように意識して大きな天体を使いこなすトレーニングを工夫することで、土星や天王星をも使いこなすことができるようになっていくと思います。
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(家族が撮った写真です。大雪の翌朝、水辺は静かに夜明けをむかえていました)
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