さて、いよいよでね。
2018年5月16日午前0時16分、天王星は牡羊座から牡牛座へと移動します。
大きな星が移動するときは社会的にも、個人レベルでもなかなか大きなインパクトを感じますが、みなさま、ここ最近どんな様子でしょう?
ふだんと違う出来事が起こったり気分のアップダウンが激しかったり、ちょっとした怪我や事件などを経験している方もいらっしゃるでしょう。
私のこのブログもそうなのですが、だいぶマニアックな占星術をあつかっているので(つまり12星座占いではなく)読んでくださっているあなたは、たぶん占星術を学んでいるか、少なくても並々ならぬ関心がある方だと思います。星のエネルギーはふだんは何も感じないのが普通ですが、意識化すると使いこなせるようになっていきます。
占星術を学んだり、興味があって関わるようになっていくと、実際の星まわりを先取りして影響が出るようになっていくようです(松村潔先生などは「来た頃には終わって次へ行っている」とよく冗談でおっしゃっていました)
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今回、天王星は牡牛座へ入宮することで、同じ土サインの山羊座の冥王星、そして土星と120度になります。
天王星は変革の星です。
牡牛座分野において何かを変革をもたらします。
たとえば五感にこだわり、大切なモノを愛する牡牛座ですが、天王星がやってきたことで、それらのいくつかを思いきりよく手放すことになるでしょう。
それでも、どうしてもこだわりたいことや必ず持っていたい、そばに置きたいモノだけが残る。
それらは、あなたがその身体とそのこころをもってこの社会を生きぬく上でどうしても必要なものなのだと思います。
土サインは現実のなかで必ず物事を形にしていきます。
山羊座、牡牛座にこれだけ影響力の大きな星がありますから、もしかすると今までとうてい無理だと思っていた夢を叶えることもできるかもしれません。
現実のなかで「夢」を叶えていくことを意識して目標設定とどう叶えるかの計画をしっかり立ててみましょう。
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では、ここしばらくの星まわりを少し。
いま天王星は牡羊座の最終度数にあって、水星と合。しかも山羊座終盤の火星と90度です。
最近どうも「口は災いのもと」「売り言葉に買い言葉」「一言多かった」的な感じで面倒なことになっている方も多いかもしれませんね。
もしくは、自分はそんなつもりはないのに、相手がそのように解釈してトラブルになったとか。
(実は私のまわりで、こんなようなことが、全然違うところで3件重なっています。仕事とボランティア活動と私生活とそれぞれ全部で!)
このあとは明日13日に水星が一足先に牡牛座へ。14日に月が。そしていよいよ15日に天王星が牡牛座へ入っていきます。
このあたりまでは山羊座の火星との90度が続きますし、気分をあらわす月もまきこまれているので、あとあと面倒なことにならないようにちょっと気をつけてみてください。言いたいことはそのまま言葉にしないで、深呼吸して心のなかで一度言ってみるとか。
16日の牡牛座の新月が終わるとちょっと空気感が変わり、水星も徐々に天王星から離れていきます。
ところが、16日は火星が水瓶座に入るので、天王星との90度はしばらく続きます。
ご自身のホロスコープのなかでこの90度がどこにあるかチェックしてみましょう。
天王星を使い慣れている方は、ご自分の人生の変革のために使えます。
天王星が苦手な方、火星を使い慣れていない方は、思わぬアクシデントに見舞われる場合もあるかも。
しかし、気をつけてくださいね、と申し上げて、その方法をおまじない的にお伝えすることもできなくはないのですが、宇宙からやってくる星のエネルギーをゼロにすることはあまり現実的とはいえません。ですから私はやみくもに「回避する」のはおすすめしたくないのです。
たとえば今回の場合、女性なら、ふだんの好みとは全然違う、ちょっと変わった男性とデートしてみるとか(きっと驚きの連続!) 革命戦士の歴史をひもといて本を読んだり、映画を観てみるとか。
スポーツならできるだけ穏やかに五感の感覚を感じられるののを選んでください。ヨーガやピラティス、南アジアの舞踊とか。
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天王星はこの秋、11月にいったん牡羊座へ戻り、2019年3月に再び牡牛座へ入ります。その後は2025年7月7日に双子座へと移動していきます。
2025年、あなたは手放さなかった大切な宝物を持って、天王星双子座時代をむかえるでしょう。
さあ、3日後にこれから約7年続く天王星牡牛座時代の幕開けです!
(実家近くの山の風景です。猪が出るような山奥に最新のエネルギー施策として風力発電の風車が回っています。土地は土星で、風車は天王星。この風景をもたらしたのは冥王星です。)