火星大接近を生かして、自分の火星を使いこなす!
火星が地球に「大接近」しています。
今夜あたりが最も近いのですが、この接近した状態は秋まで続きますから、9月頃までは南の空に輝く火星が見られるそうです。→火星はいつどこに見える?(国立天文台)
天文ファンにとっては大きなイベントですが、もちろん占星術クラスターにとっても火星の接近はちょっとしたイベントです。
今年は土星の山羊座入りから始まって、天王星の牡牛座入り、この夏は日食→月食→日食…と、空の上はちょっとしたお祭り騒ぎ。
そのなかで火星の大接近が何をもたらすのか?
鑑定ではお一人おひとりにカスタマイズしてお伝えしていますが、こちらでも軽く書いておきますね。
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まず火星について、簡単に。
火星は、火の活動宮である牡羊座のルーラー(支配星)です。
火の元素が意味する直感や情熱を最もピュアに伝えてくれるのが牡羊座であり、そのルーラーの火星は「やる気」や「勢い」をストレートにあらわしています。
あなたのホロスコープのなかで火星はどのハウスにありますか?
そのハウスにおいて、あなたは最も「やる気」を発揮しているはずです。
また、あなたの火星はどのサインですか?
そのサインのあらわす分野においてあなたは最も「勢い」よくなれるはずです。
たとえば私の場合。火星はMC合、牡牛座です。
わかりやすく仕事が好き。人前に出る仕事が多くて、わりと攻め続けてきました。
牡牛座は五感といいますが、食と化粧品のコピーライターをやって、アジアごはんの本を書いてきたという火星そのまんま(つまらん! 笑)
また、女性の場合、火星は現実の世界で好きになる男性の象徴でもあります。
こんな男性がいいなあ…と夢見る場合は金星で、実際に好きになってお付き合いするのは火星です。
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ちなみに、火星は「怒り」もあらわします。
やる気や勢いで火星のエネルギーを使えていないと、そのハウスにおいて怒りやすくなり、そのサインらしい怒り方になります。
人はみな、太陽で人生のテーマを自覚します。
そのうえで、太陽にさらなる熱を入れるのが火星です。
太陽を自覚しないまま火星を使うのは至難の技ということになります(そうするともっぱら怒りで使ってしまったり、次々に火星のような男性を好きになったりするわけです)
また、火星をほとんど自覚していない、使っていない場合もあります。
ふだんから積極性に乏しい、やりたいことがやれない、やらなければいけないとわかっていても動けない…そんな場合は火星が生焼けになっていると考えると納得できると思います。
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今年の夏から秋にかけて、火星が地球に実際に近づいています。
あなたの火星に熱を入れて、十分に活性化させるチャンスです。
ふだんから火星を使いこなしている方はさらに。
なんとなくうまく使えていないという方は、この夏に熱を入れて、火星を燃え立たせましょう。
ヒントは、先に書いたようにあなたのホロスコープのなかで、火星のあるハウスに集中し、火星のサインと取り組むことです。
*ちなみに、ここ数日頭痛がひどいという方は、火星の影響を受けていると思います。アーユルヴェーダでいうところのピッタ性の頭痛かもしれません。できるだけクールダウンする工夫を(身体そのものを冷やすのと、内面のクールダウンは違います)
(ご希望があれば具体的なお話も書こうと思うので。続く…かもしれません)
(左に月、右に微かに見えるのが火星です。写真ではこんな感じですが、実際には夏の夜空にひときわ大きく赤く輝いています)
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