中途半端な「オリジナリティ」を捨てる勇気を持ちましょう。
「この世にオリジナルなんかない」とおっしゃったのは松村潔先生でした。
私たちが「自分で思いついた!自分だけ!」と思い込んでいても、たいていは過去に、あるいは同時代に別の地域で思いついている人たちがいる、ということですね。
遠い遠い昔四大文明が、伝える方法もないのに遠く離れた地域で同じような時期に生まれたあたりからずっと、こんなことは続いてきたのでしょう。
理由は私たちが自分だけと信じ込んでいる意識の大半が、実は集合無意識によるものであるとかそんなことなのですが(このブログの初期の頃に「女王様モード」で書いていたのがこれです)今日はその話はおいといて。
私たち、「オリジナリティ」にとらわれすぎていないでしょうか?
必死になってオリジナリティを追求してもたいていは「奇をてらった」「一過性の」「単なる思いつき」に終わってしまうことがほとんどのようにも思えます。
たとえば言葉もそうですね。
昔から使われてきた言葉、というのは悪くない面があります。
それはたとえば冠婚葬祭、特に悲しい出来事があったりしたときは、昔ながらの定型のメッセージが最も使い勝手がよかったり。
たくさんの人たちが大切にくりかえし使ってきた言葉は、磨かれて落ち着いた輝きを伴っているようにも思えます。
しかし、それらを忌み嫌う時期は誰しもあります。
土星回帰前の年代は特にそうです。
大切にくりかえし使われてきた言葉は、この世界のルールを落ち着けてくる土星のような存在。重くて固くてつまらない。壊してやりたい!…という破壊衝動が「奇をてらった」「一過性の」「単なる思いつき」を恥ずかしげもなく打ち出します。
そして土星回帰を超えて、土星を自分のものにすると、落ち着いて安定した言葉をくりかえし大切に使えるようになります。
このとき、人によっては(つまり、天王星が効いていると)土星を自分のものにすることに時間がかかって、最終的にはまず天王星を自分のものとして使えるようになってから、土星回帰2回目あたりで結果的に土星を使いこなすようになる…という場合もあります。
中半端なオリジナリティを捨てる勇気を持ちませんか?
どこにでも売っているお洋服なのになんとなくおしゃれ。
目立たないようでいてすっきりと洗練されたメイク。
ごく普通の言葉でお喋りしているだけなのに、ほんわか温かい気持ちになれたり、びしっと喝を入れられたようなインパクトを感じたり。
それが土星を使いこなすということなのだと思います。
とはいえ、土星が負の方向に働くと形骸化したセレモニーや、手続きにうるさいだけで実質がない…みたいになっていきます。言葉で言えば、手垢のついた中身のない言葉です。このお話はまた近いうちに。(続く)
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