誰とも違う、この世にたった一人のあなたへ。天秤座の新月。
気圧は安定しているのに頑固な頭痛……実家の台風の被害がひどく、その対応に追われて疲れたからかなあと思っていましたが、今回の新月、私の水星(ノーアス)にほぼぴったり90度でした。そりゃ頭痛もひどいわけです(と、このように、占い師といえどふだんは星のことなど忘れて過ごしているわけですね。特に月の影響には毎回驚きます。このくらい単純な感性を残しているほうが占い師としてのフィルターをゆがみなく保てる気がします)
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さて。2018年10月9日午後12時46分、月は天秤座で新月をむかえました。
新月のサビアンシンボルは天秤座16度「流されてしまった船着き場」です。
激しい嵐にみまわれて船は船着き場から流されてしまい、もどることができなくなってしまいました。
船は、いわば自分自身の象徴です。
しっかりと船着き場につながれていたのが、今は水に象徴される心の世界を漂っています。
他者の気持ちのなかにあって、思いやりや情を感じながら、船は漂っていきます。
どこへ流れ着くかわからない不安や迷いのなかで。
この度数に天体を持っている人は、他者を思いやる優しさを持った人が多く、一方、優柔普段にも見えやすく、悩みがちかもしれません。
いろいろな人の気持ちを聞くカウンセラーや占い師などを仕事にシている人も多いようです。
この新月は、激変するこの時代のなかで、この大地に足をつけて揺るぎなく存在する、この世界にたった一人の自分。それをもう一度確認するための新月といっていいと思います。
他者の意見にふりまわされたり、「いい人」でいようとしたりして、つい、安易に流れてしまいがちなとき、いったん立ち止まってみてください。
あなたの思いはどこにあるのか。
意識して、その上で意図的にふりまわされるならそれもよし。
自分の人生を自分で創っていくことの大切さをこの新月は教えてくれています。
よろしければこのあたりもご参考に。 →いいひとをやめた。*
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