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2018年11月

未来を現実にするために、冷静に情報を集める。双子座の満月。

このところ水星逆行のせいか、ちょっとしたことがうまくいかなかったり、ふだんならスムーズに進むことが滞ったり…といったご報告をよくいただきます。

とはいえ水星ですから「ちょっとだけ」丁寧に注意深く対応し、「早めに」動いておけば大丈夫。
また、逆行の時期に停滞したことは12月半ば、水星が順行に転じるとあっさりクリアできることもあります。
反対に、過去に棚上げになっていた事案は今の逆行時期に復活する場合もあります。

さて。そんななかで今日は満月ですね。
太陽は射手座に入り、月は双子座。軽やかな柔軟宮の満月です。
敏感な方はきっと空気感が変わったのを感じていると思います。
占い師さんや占星術を学んでいらっしゃる方なら昨夜あたりから、なんとなく開放感を感じていることでしょう。


では、満月読みです。

2018年11月23日14時38分、月は双子座で満月をむかえました。
満月のサビアンシンボルは双子座1度「静かな湖に浮かぶガラス底のボート」です。

ガラス底のボートに乗って湖を見ると、ガラスを通して様々な魚が行き交う様子が見え、湖底までも見えてきます。

風の柔軟宮である双子座は好奇心のサインです。
その双子座の最初の1度、これはいわば双子座宣言の度数です。

次々に興味の対象を見つけ、新しい情報を集めてくる。
そんな双子座を象徴的にあらわしているのがこのガラス底のボートです。


とはいえ、また湖のなかに入ってはいかない。
自分は濡れないで、動きのある水のなかの状態を観察している。
水は感情をあらわしているので、知性と理性の風サインである双子座だけあって、感情に溺れず、流されないで冷静に物事を観察していることもあらわしています。

いま太陽は理想をあらわす射手座に入ったばかりです。
あなたの未来や実現したい夢に向かって、次の射手座の新月までなるべく自由に、たくさんの情報にふれてみてください。
気分に流されがちになるので、できるだけ冷静に。

これからの2週間で集めた情報をもとに計画を立てましょう。
次の新月は12月7日射手座でむかえることになります。
あなたが夢を現実化していくのはそこからです。


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土星の力を借りて幸せになる方法

「幸せになりたい」

シンプルにそう思いますよね、誰だって。

なりたい、と思うのは「今とは違う状態」が幸せなのでしょうし、今と同じであっても「(もっともっと)幸せに」かもしれません。

でも、なかなか思うような幸せが手に入らない…と悩むひとも多いでしょう。
だから占い鑑定がしっかりお役に立つわけですが(笑)
その前に、来年還暦になる私から、60年の人生で得た幸せになれるコツをお伝えしたいと思います。

このブログを読んでくださっているみなさんはきっと、西洋占星術をなんとなくかじっている方がほとんどだと思います。

10の天体、わかりますよね。そのなかで幸せの鍵を握る天体はどれでしょう?

一般に幸運の星と言われているのは、拡大・発展の星である木星ですね。
でも残念ながら木星を使いこなすのは誰にとっても非常に難しいのです。

木星は穏やかで楽しく、ふんわりとここちよい状態を運んできてくれます。
食べるのに困らない今の時代だと多くの場合は「今と変わらない」ことが穏やかで楽しく、ここちよい状態なわけですね。
つつがない日々とは、幸せな日々なのです。

でも、ちょっと考えてみましょう。

たとえば食べたいように食べて、
遊びたいように遊んで、
好きな人と会いたいだけ会って……
はたしてそれで「もっともっと幸せ」になれるでしょうか?

食べたいように食べていたら太ります。
遊びたいように遊んでいたら勉強ははかどらないし、働かないと生活できなくなります。
好きな人と会いたいだけ会っていたら、たいていの場合その恋は先細りになるでしょう。

人生の幸せの鍵を握るのは、土星だと私は思います。
土星のもたらす課題と辛抱強く取り組むことによって、あなたの未来は確実なものになります。

食べたいものを少しだけ我慢して筋トレすれば、きれいなスタイルを維持できます。
遊ぶ時間と同じくらい、勉強に集中したり、仕事に集中したりすると、遊びはさらに楽しくなります。
好きな人と会いたいだけ会うのではなく、相手の気持ちを考えながら会う頻度を考えると、恋は長続きするでしょう(女性は会いたくて会っているとテンションが上りますが、男性は逆に会い続けるとなぜかテンションが落ちるのです。恋愛、婚活や結婚のご相談でよく話題になります…)

そして土星は、30歳前後まではあなたにとって最も苦手なことかもしれませんが、根気よく取り組んでいくと、あなたの一番「得意な」分野のヒントにもなります。

土星の力を借りて幸せになる方法--
それは「時間」を味方につけることでもあると思います。


いま食べたいケーキより、来年の夏に南の国のリゾートでビキニをかっこよく着こなしている自分。
→「いま」ではなく「来年の夏」にフォーカス!

今日会いたい気持ちをおさえて、クリスマスからバレンタインにも仲良くおつきあいしていて、来年の秋は結婚している自分。
→「今日」ではなく「来年の秋」にフォーカス!

…そんなふうに、時間を味方につけて「もっともっと幸せ」を実現していきましょう。
土星はあなたの心強い味方ですよ!

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(築150年になる家の庭で朝のコーヒーを飲むのも、最近の私の幸せのひとつです

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しなやかな強さを持ちましょう。蠍座の新月。

今日は日付が変わってすぐ新月でしたが、おりしも今夜は木星が蠍座から射手座へ移動します。
まるで「蠍座」の存在感を示すかのような、いいかえれば木星が蠍座にあった間にやり残したことや忘れていたことをしっかり見直すための楔のような新月ですね。
昨夜あたりからものすごくだるかったり、眠かったり、ふだんよりも過眠状態になったり、今日も一日中ぼんやりしていた方も多かったことと思います。

では、新月読みです。

2018年11月8日午前1時15分、月は蠍座で新月をむかえました。
新月のサビアンシンボルは蠍座16度「笑い出す少女の顔」です。

どのサインも16度から20度は反対側のサインが侵入してきます。
この度数では金星をルーラーに持つ牡牛座の要素が色濃く出てきます。
愛するひとに徹底的に合わせる蠍座に、断固として自分を崩さない牡牛座が入り込むので、素朴に笑う少女のその笑いは決して崩れることがありません。
何によっても崩れない牡牛座の自分らしさと、他者を拒否しない蠍座の受容性をあらわしています。
環境や行動を選ばないで、優しく微笑んで受け入れることで新たな可能性が拓ける。
この度数はそんなイメージです。

この度数に天体や感受点を持っていると、穏やかで、あまり争わず、何事も受け入れる広い心を持っている人が多いようです。
一見おとなしそうですが、流されることなく、ちゃんと自分を持っています。

この新月から2週間は、そんなしなやかな強さを意識しながら過ごしてみましょう。
いつもなんとなく「弱い」と思っている自分が、この時期は意外な強さを秘めていることに気づくかもしれません。

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射手座木星は海外?勉強?それとも婚活?

今年は盛り沢山な年でした。…ってまだ2か月弱ありますが、すでにお腹いっぱいな感じですよね。

年明けの土星山羊座入りから始まって、春に天王星が牡牛座入り、この間火星が水瓶座から長らく逆行して山羊座へ戻ったり。そしてここへ来て今度は木星が蠍座から射手座へと入ります。千客万来。あ、これは使い方が違いますが、そんなこれだけ星模様が激しく変わると、私たちの人生にも相当いろんなことがやってきましたものね、そういう意味で。

「え?何もなかった!」と思っているあなたはきっとまだ金星期ぐらいかな…自分の太陽を獲得して自分の人生を行きていると素直に星の影響を受けますし、星のエネルギーを生かせるようになります。何もなかったあなたの人生はこれからがお楽しみ!)

さて。そんなわけで、木星は11月8日21時38分に射手座へ移動します。もう明後日ですね。

木星は射手座のルーラー(支配星)なので、山羊座にいる土星と同じく、支配星がサインへもどってくるわけです。
木星にとっては最も居心地のいい状態になるので、本来の力が発揮できる、はずなのですが…実際「支配星なので12年に1度の幸運が怒涛のように押し寄せます!」みたいな12星座占い的な話題も見かけます。

しかし、今の星まわりを見ると、どうやらそう簡単には行かないようです…
一言で言うと、魚座の海王星に翻弄される1年になりそうです。

火の柔軟宮である射手座の明るさ、伸びやかさ、おおらかさ、誰にも真似のできない向上心が、すこーんと抜けて発揮できればよいのですが、水の柔軟宮である魚座の海王星からのスクエア(90度)をくらって、なんとなく湿っぽく情にひきずられて、ずるずるとだらしないことになったり…。

頑張って芸を磨こうとする芸人さんか作品づくりに邁進するアーティストが、さらなる大物師匠から毎晩呑みに誘われて気に入られ、肝心の芸を磨く時間がなかったり作品がつくれなかったり…みたいなイメージでしょうか。
おおらかな射手座気質が情によって暴走して裏目に出たり、向上心あふれる大きな夢も荒唐無稽な空論になって空回りしてしまったり…。

とはいえ、チャンスもありますよ~

たとえば5月頃、双子座に火星が入ると射手座木星と180度になります。
この180度を調停する牡羊座、水瓶座、天秤座、獅子座あたりに天体や感受点を持っていると、木星効果を使いやすくなります。もちろん、双子座も。
続いて太陽が双子座に入る初夏も同じです。

具体的には、射手座のあらわす海外、旅行留学もいいですね。
勉強や学問をきわめるには最適ですし、スポーツを始めるのもいいでしょう。

そして婚活にも意外によいかなと思います。
婚活中の方は射手座らしくできるだけたくさんの方と出会って、翌年木星山羊座の年に結婚という流れがよさそうですし、恋愛から結婚への流れもスムーズに行けそうな気配です。

それから、ちょっと変わったところでは、ご自分の本を書いてみたい方は電子書籍などでさくっと一冊つくってみましょう。

しかし、全体的に言えば射手座木星の1年は、なかなか慌ただしい日々が続くでしょう。

師走って慌ただしいですよね。
師走は太陽が射手座に入る季節なんです。
言ってみれば、この11月から来年、木星が山羊座へ移動する12月までは1年中師走っぽい感じになると思っていてください。
もうすぐ新しい年が来るわくわく感が続くと思えば、逆に楽しいかもしれません。

この場合の「新しい年」は、2020年のことです。
この年の山羊座では、木星土星が合になる20年に一度のグレートコンジャンクション、さらに12月には冥王星との合、17世紀以来のトリプルコンジャンクションもひかえています。

2008年に始まった冥王星山羊座時代のフィナーレともいえます。
おりしも、日本は平成を終えて新しい天皇をいただいて2年目ということになりますね。

私たちがつくってきた時代がどう変わっていくのか、どう変えていけるのか。
しっかり見届けながら、できうる限り、この時代に参加していきましょう!


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