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占い師の適性とは?

占い師は本来「ちくわ」になって、読んだものを読んだ通り、下りてきた言葉をその通り、伝えるのが仕事…なわけです。

ですが、そのまま伝えてしまうには身も蓋もない事実だったりもすることもあり、その場合はご相談者の方を慮って言葉を和らげたり、今ではなく未来にフォーカスしてお伝えしたり…ということになるわけですね。

ここで、つまり、手加減を加えたり別の言葉を探すのは、生身の人間がやっていること。
これを私は「占い師のフィルター」と呼んでいます。

曇ったフィルターを通れば、真実からは離れていくでしょうし、歪んだフィルターを通れば見当違いの絶望あるいは希望をもたらしてしまうこともあるでしょう。
フィルターをいかに透明に保つか。
これが占い師の修養なのですが、その前に一人のひととしてどう生きているかが大きいように思います。

「占い師に向いていますか?」というご相談を受けることがたびたびあります。

その場合、具体的な職業適性もそうなのですが、
一定の年齢であれば、真剣に仕事をして生きてきたか、苦しみを深く、歓びを大切に味わってきたか。
このあたりをまず、お顔(人相術)を見てから、ホロスコープで探っていきます。

何らかの分野でプロフェッショナルとして仕事をしている方は誰でも、占い師に向いているといっていいと思います。
日常の微細な感情を丁寧に紡いできた方も、占い師の資質じゅうぶんといえるでしょう。

しかし、たとえば自分の苦しみを他者のせいにしているひとが占い師になってしまうと、ご相談者さんに応えるつもりで自分の苦しみを解決しようとすることがあり、それは占い師にとってもご相談者にとっても良い結果をもたらしません。
でも、これも別に悪いことではなくて、若いうちはありがちなことだったりもします。
ある程度年齢を重ねてからのほうが占い師に向いている、というのはそういうことでもありますね。

占い師になりたくて、今やっている仕事や日常をおろそかにしているとするならば、残念ながらあなたは占い師に「向いていない」と思いますし、日々を丁寧に大切に味わいながら生きているなら「向いている」と思います。

あ、それから。やはり言葉をあつかう仕事ですので、言語感覚が稚拙だと厳しいかもしれません。占い以外の本をどれだけ読んできたか。これも大事です(でも言語感覚を補う魅力や能力などがあればそれもよいと思います)

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