いつか運命を変えたいなら、今がチャンス。乙女座の新月。
ここ数日なんとなーく楽しくなっている方も多いかも。いつもの新月とちょっと違うのを感じていらっしゃることと思います。その理由は最後に…まずは、新月読みから行きましょう。
2019年8月30日19時36分、月は乙女座で新月をむかえます。
新月のサビアンシンボルは乙女座7度「ハーレム」です。
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乙女座は12サインのなかで6番目。
個人の領域を調整して完成させるサインです。
12サインのなかで最も実務力が高いのが乙女座で、目の前のことに集中することにかけては誰にも負けないでしょう。
乙女座は土の柔軟宮です。
土は現実、柔軟宮はどんな環境や時代にもフレキシブルに自分を合わせていけるサインです。
たとえば自分のやりたいことがわからない場合。
周囲から求められること、周囲に喜ばれることを継続するうちに、仕事がどんどんまわりはじめて、しっかり稼げるようになる…という事例は乙女座にはあたりまえのことでしょう。
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特にこの7度は、自分軸を相手によって変えられます。
ハーレムは、王という立場とたくさんの女性がいるから成立するもの。王であっても女性たちがいなければただのオジサンですし、王でなければ女性たちを集めることはできません。
今回の新月には水星、火星、金星が乙女座の前半に集まっています。
しかも新月チャートの6ハウスにあって、牡牛天王星、山羊土星と冥王星とゆるやかなグランドトラインを形成。ここにノード軸もからんでいます。インパクトあります(これについてご興味ある方は講座か鑑定でおたずねください)
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ここからの2週間は「私が!」「これがやりたい!」というのはちょっと横に置いて、周囲に求められることを着実に形にして行きましょう。
これまでやってきたことをふりかえって、他者に喜ばれたことをもう一度やってみるのもよいと思います。
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養老孟司さんは「すべて職業は世襲制とすべきである」と言っているそうです。
どんな仕事をしようか考えても考えてもなかなか結論は出ません。
「仕方ないので妥当なところに就職した」「長時間続けて苦にならないから、お金にならないけれど仕方なくそれを仕事にしている」…こんな経験は多くの方が持っているはずです。
職業選択の自由ほど不自由なものはないのです。
ですから、たとえば梨園のように、世襲制で最初から決まっていれば意外に楽なのかもしれません。
中原中也という詩人は、ある友人がクリスチャンであると聞いて「おまえ、いいなあ」と心底羨ましがったと言います。
みずからの宗教について考え、悩み、選ぶ膨大な時間を過ごさなくてよいではないか、と。
確かに戦後の日本と違って、欧米もアジアも多くの地域の人たちは宗教に基づく人生に必要な規範を持っているように見えます。
ホロスコープでいえば4ハウスがもともとしっかり固まっている状態です。
だからこそ10ハウスの社会的な野心も高くなり、また常に1ハウスの自我との戦いがあって独立心が強くなり、7ハウスは常に友であると同時に、常に敵である。宗教的な規範があることによって、アンギュラーハウスがもともとしっかりしているわけですね。
(日本の場合アングルは非常に個人的なものとして読みますが、このように本来は集団性を帯びているようです。外国の方を鑑定するときはちょっと注意が必要になりますね)
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久しぶりのブログなので長くなりました(いつも長いですが…笑)
冒頭に書いたように、
ここ数日なんとなく楽しくなりがちなのは、周囲に求められていることに集中してやればよいからです。
ゼロから考えなくてよくて、やるべきことが決まっていると、私たちはなんと安心できることでしょう。
夏の暑さで億劫になって、つい、あとまわしにしてきたことと集中的に取り組んでみてくださいね。
お家の片付け、やり残しの家事、恋愛や結婚におけるもやもや、そして自分の人生のなかで「いつかやらなければならいこと」にも思いきって手をつけてみましょう。
誰かが喜んでくれる。
それは最終的に、あなた自身の喜びと、自信につながります。
さあ、秋が来ますよ。星があなたを応援してくれます。
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