2020年2月23日午前0時32分、月は魚座で新月をむかえます。
新月のサビアンシンボルは魚座5度「教会のバザー」です。
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その前に。
1月は新月読みをスキップしてしまいましたので(申し訳ないことでした)
昨年暮れの山羊座の新月からの流れを少しおさらいしてみます。
というのは、新月読みはその1回だけではなく、新月→満月→新月→…と続いていく時間の経過のなかでとらえることによって成り立っているからです。
さて。
まずは、2019年12月26日山羊座の日食から。こちらをごらんください→半年かけて具体的な成果を手に入れましょう。山羊座の日食。*
次に1月11日山羊座21度の満月(半影月食)についてtwitterでエッセンスだけお伝えしました。
→無理して頑張ってもよし! 具体的に夢=未来計画を形にしてくために進め!の満月。
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そして。上記の12月の日食の影響下にある最初の新月は、2020年1月25日午前6時42分。新月のサビアンシンボルは水瓶座5度「先祖の委員会」でした。
水瓶座の先祖はひとつ前のサインである山羊座なのですが、先祖となってしまった山羊座は家族や血縁、時間をも超えて広く深いネットワークになります。風の共鳴力といえるこの力があれば、ともに夢を叶えていく仲間をつくっていけるでしょう。
仲間は現実の人物だけでなく、時間を超えて、古い歴史上の存在や未来から情報をもたらしてくれる存在など、あらゆるネットワークが相当します。
(個人的に…この新月を読み解くことがつらくて新月読みをスキップしたひとつの原因です。時間を超えるネットワークには、すでにこの世にいなくて魂としてそこにいる存在、も含まれます。このことはまた別の日に書きましょう…)
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さて。
そして、この新月から続く満月は2020年2月9日16時33分。満月のサビアンシンボルは獅子座21度「中毒した鳩」でした。
この鳩は中毒によって羽根をバタつかせてがむしゃらに必死に飛ぼうとしています。
このあたりの度数はスピリチュアル系の方が多いようです。といっても癒やし系ではなく火のサインの超越した力で違う世界へジャンプするようなイメージですね。
月食のときtwitterでお伝えしたように21度はどのサインでも相当無理して頑張れる度数だけに相当派手で目立つ感じですね。
先の新月で仲間ができて、しかし、ここで「仲間に頼ってはいけない。夢は自分で叶えるもの」と再確認するのです。
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こんな流れのなかでむかえる今回の新月は魚座5度「教会のバザー」です。
バザーは、よくあるバザーです。種類も値段もいろいろなものが出品されています。
しかし、主催しているのは「教会」です。
どこにもよくある品物であっても宗教的な価値をもたせることで高く売ることもできますね。
たとえば一見平凡なバッグでも、ブランド物だと価値あるものに見えてきます。
実体がなくても、無意識に高いイメージを付加するのがこの度数です。
新月チャートでは、ノード軸を調停する位置に新月があります。
山羊座のドラゴンテイルは火星と合で、伝統がもたらす資質をどんどん実践しながら生活する力を養っていきます。
ヘッドは蟹座にあって、そうやって現実のなかで資質を使って得られた成果を、さらに新たな資質として未来の人々に受け継いでいくことを示しています。
血によって受け継がれるのではないもの。実体がなくイメージとして存在するもの。
それはたとえば、高い精神性や暖かい心、文化としての思い……昨今の状況から、いま私たちが直面する苦難のなかでこのことを覚えておいてください。
この新月の意味を考え、実践することで私たちの社会は立ち直るでしょうし、個人レベルでいえばあなたの未来計画はまた少し現実に近づくことになります。
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もうひとつ。どうしても書いておこうと思います。
今日、私は小さな集まりがあって東京駅まで出ました。
新宿駅も東京駅も、電車も、かつて見たことがないほど空いていました。
人々は日々の生活を丁寧に、コツコツと重ねながら、こうして「不要不急の外出」をひかえているわけですね。
目に見えないウイルス(しかもまだワクチンがなく、実体がほとんどわかっていない)と戦っていくためには、基本の備え…手を洗うとかマスクをするとか、その他インフル予防ですでに行ってきたいろいろなこと…はもちろんですが、「教会のバザー」が意味する「こころの領域」のことが大切なのかもしれないなと思います。
自分の人生は自分が創っていくものです。
そして人生は毎日の生活で成り立っています。
このことを覚えておくと出所不明のあやふやな情報に惑わされなくて済むことは、私たち、東日本大震災で経験済みですよね。
ブレないで、日常を続けましょう。
毎日やるべきことを続けましょう。
上を向いて歩きましょう。
今年の春の花たちは、ひときわ美しく見えます。