2020年春分のホロスコープで1年を占うと...
明日は春分ですね。みなさまもご存知のように、春分は一年の始まりです。
春分に種を蒔き、夏至には大きく育て、秋分に刈り取り、冬至から次の秋分までは新しい種を準備する。
そんなふうに四季が流れて一年が経過していきます。
春分は西洋占星術の「お正月」!
…ということで、みなさま、明けましておめでとうございます!
占星術ではこの春分チャートで1年間を占います。
そして春分を前提にして夏至、秋分、冬至のチャートをみて、くわしい流れを読み解いていきます。
では、2020年の春分図をさくっとみてみましょう。
ちなみに、この場合個人のチャートの読み方とは違うので注意が必要です。
ご興味ある方はマンディーン読みの講座やテキストをひもといてみてくださいね。
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さて。
2020年3月20日12時49分、太陽が牡羊座に入ります。
まず非常に動きの激しい1年になります。
環境からくる事情や諸外国との関係に翻弄されつつ、黙々と耐えて努力を続ける1年になるでしょう。
今年のテーマは目的のための理念を再確認すること。
たとえば研究機関が感染症対策のリーダーシップをとれるようになることなどでしょうか。
(しかし、このことを手堅く実行しようとするのですが、経済的な問題から行く手を阻まれることになりそうです)
また、現状ではたまたまテレワークや時差出勤などせざるを得ない状況になっていますね。
これが功を奏して、今後はさらにいろいろなアイデアが出てきて、働き方が多様化し、希望が持てそうです。
そして気になる経済状況は当然、思わしくありません。
かつて100年に1度の不況と呼ばれた時期は、天王星土星の180度→* でしたが、今年の春分図では90度です。
みんなで未来へ向かおうとしながらも、結局はお金のために犠牲を払い、切り捨てるものや人が出てくるでしょう…。
国民の関心や思いは海外に向きます。
新型コロナウイルスの影響によって世界中が同時に国を閉じているような状況のなかで、それぞれの事情の違いはあれど、みんなが耐えている=みんなで耐えている、という意識を持ちやすくなっていますね。
一度覚醒したらもう戻らないので、このような世界意識はこの状況が落ち着いてからも続くのだと思います。
とはいえ、我慢と努力を続けるのはなかなかできないもので、目先の娯楽やお金にごまかされてしまう気配もあります。
今日のニュースで国民一人あたり12000円とか消費税を一時的に廃止とかうっかり喜びたくなるような話も出ているようですが、結局これらはあとから私たちがツケを払わなければなりません。
世界をみるようになった国民は目先の利益ではごまかされないということでしょう。
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最後に。あなた個人にとってのこれからの1年を占いたい場合。
あなたのホロスコープのなかで牡羊座の太陽がどこに入るかチェックしてみてください。
そのハウスのテーマが、今年1年取り組むべき課題のヒントになります。
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2009年、100年に1度の不況といわれた時代に、このブログにこんなことを書きました。
100年に1度の不況ごときで、
世界にたった一人のあなたの人生が変わるなんてあってはならないことです。
2011年、東日本大震災のときには、こんなことも書きました。
100年の1度の不況ごときで変わる人生ではないように
1000年に1度の地震だってあなたの人生のテーマを折ってしまうことはできません。
不況も地震も、あなたの人生を、あなたの魂を変えてしまうことはできない。
この世に生を受けて、この体をもって、できる限りのことをしていく。
あなたの魂は決して傷つかない。
できうる限りの努力を続けながら、
私たちの日常と人生を守りぬきましょう。
夢があるなら、決して諦めないで。
どうぞ落ち着いて、
誇りを持って、
穏やかに。
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