占星術

2020年春分のホロスコープで1年を占うと...

明日は春分ですね。みなさまもご存知のように、春分は一年の始まりです。
春分に種を蒔き、夏至には大きく育て、秋分に刈り取り、冬至から次の秋分までは新しい種を準備する。
そんなふうに四季が流れて一年が経過していきます。
春分は西洋占星術の「お正月」!
…ということで、みなさま、明けましておめでとうございます!

占星術ではこの春分チャートで1年間を占います。
そして春分を前提にして夏至、秋分、冬至のチャートをみて、くわしい流れを読み解いていきます。

では、2020年の春分図をさくっとみてみましょう。
ちなみに、この場合個人のチャートの読み方とは違うので注意が必要です。
ご興味ある方はマンディーン読みの講座やテキストをひもといてみてくださいね。





さて。

2020年3月20日12時49分、太陽が牡羊座に入ります。

まず非常に動きの激しい1年になります。
環境からくる事情や諸外国との関係に翻弄されつつ、黙々と耐えて努力を続ける1年になるでしょう。

今年のテーマは目的のための理念を再確認すること。
たとえば研究機関が感染症対策のリーダーシップをとれるようになることなどでしょうか。
(しかし、このことを手堅く実行しようとするのですが、経済的な問題から行く手を阻まれることになりそうです)

また、現状ではたまたまテレワークや時差出勤などせざるを得ない状況になっていますね。
これが功を奏して、今後はさらにいろいろなアイデアが出てきて、働き方が多様化し、希望が持てそうです。

そして気になる経済状況は当然、思わしくありません。
かつて100年に1度の不況と呼ばれた時期は、天王星土星の180度→* でしたが、今年の春分図では90度です。
みんなで未来へ向かおうとしながらも、結局はお金のために犠牲を払い、切り捨てるものや人が出てくるでしょう…。

国民の関心や思いは海外に向きます。
新型コロナウイルスの影響によって世界中が同時に国を閉じているような状況のなかで、それぞれの事情の違いはあれど、みんなが耐えている=みんなで耐えている、という意識を持ちやすくなっていますね。
一度覚醒したらもう戻らないので、このような世界意識はこの状況が落ち着いてからも続くのだと思います。

とはいえ、我慢と努力を続けるのはなかなかできないもので、目先の娯楽やお金にごまかされてしまう気配もあります。
今日のニュースで国民一人あたり12000円とか消費税を一時的に廃止とかうっかり喜びたくなるような話も出ているようですが、結局これらはあとから私たちがツケを払わなければなりません。
世界をみるようになった国民は目先の利益ではごまかされないということでしょう。

最後に。あなた個人にとってのこれからの1年を占いたい場合。

あなたのホロスコープのなかで牡羊座の太陽がどこに入るかチェックしてみてください。
そのハウスのテーマが、今年1年取り組むべき課題のヒントになります。





2009年、100年に1度の不況といわれた時代に、このブログにこんなことを書きました。

100年に1度の不況ごときで、
世界にたった一人のあなたの人生が変わるなんてあってはならないことです。

2011年、東日本大震災のときには、こんなことも書きました。

100年の1度の不況ごときで変わる人生ではないように
1000年に1度の地震だってあなたの人生のテーマを折ってしまうことはできません。

不況も地震も、あなたの人生を、あなたの魂を変えてしまうことはできない。

この世に生を受けて、この体をもって、できる限りのことをしていく。
あなたの魂は決して傷つかない。

できうる限りの努力を続けながら、
私たちの日常と人生を守りぬきましょう。
夢があるなら、決して諦めないで。

どうぞ落ち着いて、
誇りを持って、
穏やかに。

こんなときだからこそ、あえて言いますね。
よい一年にしていきましょう、私たち一人ひとりの力で。

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射手座木星は海外?勉強?それとも婚活?

今年は盛り沢山な年でした。…ってまだ2か月弱ありますが、すでにお腹いっぱいな感じですよね。

年明けの土星山羊座入りから始まって、春に天王星が牡牛座入り、この間火星が水瓶座から長らく逆行して山羊座へ戻ったり。そしてここへ来て今度は木星が蠍座から射手座へと入ります。千客万来。あ、これは使い方が違いますが、そんなこれだけ星模様が激しく変わると、私たちの人生にも相当いろんなことがやってきましたものね、そういう意味で。

「え?何もなかった!」と思っているあなたはきっとまだ金星期ぐらいかな…自分の太陽を獲得して自分の人生を行きていると素直に星の影響を受けますし、星のエネルギーを生かせるようになります。何もなかったあなたの人生はこれからがお楽しみ!)

さて。そんなわけで、木星は11月8日21時38分に射手座へ移動します。もう明後日ですね。

木星は射手座のルーラー(支配星)なので、山羊座にいる土星と同じく、支配星がサインへもどってくるわけです。
木星にとっては最も居心地のいい状態になるので、本来の力が発揮できる、はずなのですが…実際「支配星なので12年に1度の幸運が怒涛のように押し寄せます!」みたいな12星座占い的な話題も見かけます。

しかし、今の星まわりを見ると、どうやらそう簡単には行かないようです…
一言で言うと、魚座の海王星に翻弄される1年になりそうです。

火の柔軟宮である射手座の明るさ、伸びやかさ、おおらかさ、誰にも真似のできない向上心が、すこーんと抜けて発揮できればよいのですが、水の柔軟宮である魚座の海王星からのスクエア(90度)をくらって、なんとなく湿っぽく情にひきずられて、ずるずるとだらしないことになったり…。

頑張って芸を磨こうとする芸人さんか作品づくりに邁進するアーティストが、さらなる大物師匠から毎晩呑みに誘われて気に入られ、肝心の芸を磨く時間がなかったり作品がつくれなかったり…みたいなイメージでしょうか。
おおらかな射手座気質が情によって暴走して裏目に出たり、向上心あふれる大きな夢も荒唐無稽な空論になって空回りしてしまったり…。

とはいえ、チャンスもありますよ~

たとえば5月頃、双子座に火星が入ると射手座木星と180度になります。
この180度を調停する牡羊座、水瓶座、天秤座、獅子座あたりに天体や感受点を持っていると、木星効果を使いやすくなります。もちろん、双子座も。
続いて太陽が双子座に入る初夏も同じです。

具体的には、射手座のあらわす海外、旅行留学もいいですね。
勉強や学問をきわめるには最適ですし、スポーツを始めるのもいいでしょう。

そして婚活にも意外によいかなと思います。
婚活中の方は射手座らしくできるだけたくさんの方と出会って、翌年木星山羊座の年に結婚という流れがよさそうですし、恋愛から結婚への流れもスムーズに行けそうな気配です。

それから、ちょっと変わったところでは、ご自分の本を書いてみたい方は電子書籍などでさくっと一冊つくってみましょう。

しかし、全体的に言えば射手座木星の1年は、なかなか慌ただしい日々が続くでしょう。

師走って慌ただしいですよね。
師走は太陽が射手座に入る季節なんです。
言ってみれば、この11月から来年、木星が山羊座へ移動する12月までは1年中師走っぽい感じになると思っていてください。
もうすぐ新しい年が来るわくわく感が続くと思えば、逆に楽しいかもしれません。

この場合の「新しい年」は、2020年のことです。
この年の山羊座では、木星土星が合になる20年に一度のグレートコンジャンクション、さらに12月には冥王星との合、17世紀以来のトリプルコンジャンクションもひかえています。

2008年に始まった冥王星山羊座時代のフィナーレともいえます。
おりしも、日本は平成を終えて新しい天皇をいただいて2年目ということになりますね。

私たちがつくってきた時代がどう変わっていくのか、どう変えていけるのか。
しっかり見届けながら、できうる限り、この時代に参加していきましょう!


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木星の幸せを実感できたら大人だよ。

 

というようなtweetをしてみたら、思いの外反響がありまして。

土星と違って木星ってよくわからないのでしょうねー。「幸運の星(ラッキースター)」と異名をとる木星ですが、トランシットで木星が来ても実感ないし、ネイタルチャートの木星がどんな幸せを約束してくれるというの!?…と半ばキレ気味の方もいると思います。

木星=幸せ という場合の「幸せ」の意味が違うよーというのは、私、このブログでも何度か書いていますね。
木星の幸せって、人生の酸いも甘いも噛み分けてそのうえで何が美味しいかわかるみたいなことなので、わかるひとはそろそろおむかえが見えている。
残りの人生で何と何をしよう、みたいな発想で時間をはかりはじめています。

「木星がわからない!」という方はまだまだ未来があるわけですね。




過去ログから木星関係を少しご紹介しますね。


このあたりを書いていたときからすでに10年たちました。言ってることは当時と同じ…って、占い師が10年ぐらいで言うこと変わったらだめですよね。

幸せの星ってほんと?*

甘いジュースと苦い煎じ薬*

この2本は必ずお読みください!
木星期に太る理由*
 
その2 *

ちょっと変わったところではこのあたりも。木星ってオバサン天体ですね。

木星に母性を感じる話*

さらに派生してこのあたりとか。
木星期に入ってがーーーっと人生を総ざらいする女は多い!*

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火星の逆行は、実はまだ、続いているのです。その意味は…

6月末から水瓶座で逆行し始めた火星は、その後山羊座まで戻って、8月末にようやく順行に転じました。今は水瓶座を進んでいます。

とはいえ、逆行し始めたのは水瓶座10度からでした。
現在の火星はまだ水瓶座3度あたりにあります。逆行を始めた度数まで戻るのは、10月9日あたりです。

そもそも天体の逆行は、その天体の意味するところにおいて、立ち止まってふりかえり、見直し、やり直しが求められているということになります。

火星の意味する仕事や、あなたのなかのやる気や情熱、これまで精魂傾けてやってきたこと、そして女性にとって火星は男性でもあるので恋愛やパートナー関係もそうですね。
こうしたことの見直し、やり直しに、この夏のあなたは取り組んできたことと思います。

そうして順行に転じてから、もう一度同じ道を、今度はもっとスムーズに、上手に進むようになっているでしょうし、まだぎくしゃくしているなら、10月上旬まではまだ見直しのチャンスが続いています。

それから。
夏の火星が逆行したのはあなたのホロスコープのなかで、どのハウスだったでしょう? 
そのハウスの意味する現場の見直しも同じようにやってみてください。

さらに、出生の火星はどのハウス、どのサインでしょうか? 
そちらもそれぞれ見直してみるとよいと思います。

この夏は食の影響が強く、本当に激しい夏でした。
もうすぐ秋分ですね、太陽が天秤座に入ります。
天秤座は活動宮ですから、10月上旬までの間、あちこち動き回ったり大胆に調整したりしながら、火星の宿題をやってみてくださいね。


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火星大接近を生かして、自分の火星を使いこなす!

火星が地球に「大接近」しています。
今夜あたりが最も近いのですが、この接近した状態は秋まで続きますから、9月頃までは南の空に輝く火星が見られるそうです。→火星はいつどこに見える?(国立天文台)

天文ファンにとっては大きなイベントですが、もちろん占星術クラスターにとっても火星の接近はちょっとしたイベントです。

今年は土星の山羊座入りから始まって、天王星の牡牛座入り、この夏は日食→月食→日食…と、空の上はちょっとしたお祭り騒ぎ。
そのなかで火星の大接近が何をもたらすのか?

鑑定ではお一人おひとりにカスタマイズしてお伝えしていますが、こちらでも軽く書いておきますね。

まず火星について、簡単に。

火星は、火の活動宮である牡羊座のルーラー(支配星)です。
火の元素が意味する直感や情熱を最もピュアに伝えてくれるのが牡羊座であり、そのルーラーの火星は「やる気」や「勢い」をストレートにあらわしています。

あなたのホロスコープのなかで火星はどのハウスにありますか? 
そのハウスにおいて、あなたは最も「やる気」を発揮しているはずです。

また、あなたの火星はどのサインですか? 
そのサインのあらわす分野においてあなたは最も「勢い」よくなれるはずです。

たとえば私の場合。火星はMC合、牡牛座です。
わかりやすく仕事が好き。人前に出る仕事が多くて、わりと攻め続けてきました。
牡牛座は五感といいますが、食と化粧品のコピーライターをやって、アジアごはんの本を書いてきたという火星そのまんま(つまらん! 笑)

また、女性の場合、火星は現実の世界で好きになる男性の象徴でもあります。
こんな男性がいいなあ…と夢見る場合は金星で、実際に好きになってお付き合いするのは火星です。

ちなみに、火星は「怒り」もあらわします。
やる気や勢いで火星のエネルギーを使えていないと、そのハウスにおいて怒りやすくなり、そのサインらしい怒り方になります。

人はみな、太陽で人生のテーマを自覚します。
そのうえで、太陽にさらなる熱を入れるのが火星です。
太陽を自覚しないまま火星を使うのは至難の技ということになります(そうするともっぱら怒りで使ってしまったり、次々に火星のような男性を好きになったりするわけです)

また、火星をほとんど自覚していない、使っていない場合もあります。
ふだんから積極性に乏しい、やりたいことがやれない、やらなければいけないとわかっていても動けない…そんな場合は火星が生焼けになっていると考えると納得できると思います。

今年の夏から秋にかけて、火星が地球に実際に近づいています。

あなたの火星に熱を入れて、十分に活性化させるチャンスです。
ふだんから火星を使いこなしている方はさらに。
なんとなくうまく使えていないという方は、この夏に熱を入れて、火星を燃え立たせましょう。

ヒントは、先に書いたようにあなたのホロスコープのなかで、火星のあるハウスに集中し、火星のサインと取り組むことです。

*ちなみに、ここ数日頭痛がひどいという方は、火星の影響を受けていると思います。アーユルヴェーダでいうところのピッタ性の頭痛かもしれません。できるだけクールダウンする工夫を(身体そのものを冷やすのと、内面のクールダウンは違います)

(ご希望があれば具体的なお話も書こうと思うので。続く…かもしれません)

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(左に月、右に微かに見えるのが火星です。写真ではこんな感じですが、実際には夏の夜空にひときわ大きく赤く輝いています

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太陽の意志か、金星の願望か。

最近「ん?」と感じることがときどきあります。
うっすら疑問というか、ちょっと危険かも..と感じて遠くで警報が鳴るような感じ。

おそらく土星期回帰の2回目を超えたせいなのか、自分の価値観とこの世界の価値観の違いが見えてきたから、かもしれません。

その「ん?」「ちょっとアブナイ」のひとつに、自分を大切にする人が増えている、というのがあります。

自分を大切にする。素晴らしいことですよね。
ありのままの私、素顔の自分をそのまま愛して許して、受け入れて。
誰もがそう願うでしょう。

自分を大切に。自分が一番大事。自分が素直に良いと思うことをする。

たとえば、愛する夫と意見が違ったら道を分かつ覚悟がある。
大好きな恋人の提案であっても自分が良いと思えなかったらNOと言う。
子育て中であっても子ども至上主義にはならない。

素晴らしいことだと思います。
これらは太陽の決断だからです。

太陽は人生の指標。意志の力をもってやり遂げるテーマです。
覚悟がある。あえてNOと言う。他者に依存しない(子ども至上主義は子ども依存でもあるので)
だから「私は~~する」
そこには太陽のたゆまない努力と確固たる意志があります。

さて。では「ん?」と感じるのは……、

愛する夫と意見が違う→私のことわかってくれないの? 私をわかって!
恋人の提案が良いと思えない→愛していたら私の好きなようにしてくれるはず!
子育て中だって子どもよりまず自分が大事→子どもを連れて自分の好きなところへ遊びに行きたい。

ほんの少しの違いなのですが、わかりますよね?
先に書いたのと決定的に違うのは「私は~~する」ではなく、「私が~~したい」になっているところです。
そう、これらは太陽の意志ではなく、金星の願望なのです。

金星は人生における楽しいことすべて。
楽しくなかったら金星ではありません。

もともと、太陽と金星は公転周期の関係から一定の距離以上に離れることはなく、同じサインにあることも珍しくありません。
若いとき、1回目の土星回帰あたりまでは太陽と金星を混同している人も少なくないと思います。

「好きなことで食べていきたい」という昨今の風潮は悪いことではないのですが、これもまた多くの場合、金星の願望です。
そうすると「食べていく」ための楽しくないことを金星は投げてしまうので、結局「好きなことで食べていくのは難しい」→才能がないから。資金がないから。運が悪いから。…などいろいろな理由を見つけて諦めていくわけですね。

太陽の意志によるものであれば、才能がなくても、資金がなくても、運が悪くても(つまり、タイミングが悪くても)かなりの確率で「好きなことで食べて」行けるでしょう。

太陽と金星を間違える以外に、太陽と水星を間違える場合もあります。
これはまた次の機会に。
私たちは自分自身の太陽を見つけるまでに、多くの時間と経験を必要とするのですね…。


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あなたの企画を実現する方法(あるいは願い事を叶える方法)

ふだんの私はあまりホロスコープを見ないで暮らしています。

「このところ妙に人と(意見が)すれ違うなあ」とか「なんとなくみんな忘れっぽいみたい」とか、気づいたときふとチャートを見て「あー、あー、そういうことね」と納得することが多いのです。

たとえば、今日あたりは最近には珍しく午前6時頃目覚めて仕事を始め、玄米おにぎりをつくったりなんかして、そのうち急にぼんやりして…昼頃大急ぎで着替えてMTGに出かけましたが…電車のなかでふと、今日のチャートをつくってみたら、今日は月回帰(ルナリタ)でした。

私の月はもともと冥王星90度のアスペクトしか持っていないので、月回帰のときは、そのときの月のアスペクトの影響を強く受けます。回帰した月は水瓶座で逆行中の火星とぴったり120度。覚醒と足踏みそのままですね。

こんな感じで、占い師でありながらいまだに星のエネルギーに驚いたり、感心したりして暮らしています。

さて。たいていの人は私のように、星のエネルギーを受け取りながら生きていると思います。
特にトランスサタニアン(冥王星、海王星、天王星)や土星、木星あたりの大きな天体は時代と社会の空気感のベースとして、私たちは常にふんわり、無意識にそのエネルギーを受け取っています。

そして。
これはいつも自分で自分の人生を切り拓くときのヒントとしてお伝えしていることなのですが、何らかの企画を実現したい場合(願い事を叶えたい場合といいかえてもいいですね) 私たちの意志の力で使える星、それが火星です。

火星は公転周期2年、現実を変える瞬発力として最も使いやすいでしょう。
あまり若いうちはむずかしいですが、大人になっていれば…そうですね、土星回帰を過ぎていればほとんどの方は使いこなせるはずです。

もうひとつ、これも何度も書いていますが、年に2回程度必ず起こる日食も使えます。

火星の2年に、日食のスケジュールを書き込んでリズムをつけると、かなりの確率であなたの企画(願い事、夢)は現実になっていくでしょう。

今年でいえば、このあと、

7月13日部分日食(蟹座) 
→28日皆既月食(獅子座)
→8月11日部分日食(獅子座) 
です。

この間火星はずっと水瓶座で逆行し続けます。
水瓶、獅子ラインが強調される夏ですね。
明るく軽やかに、しかし不動宮ですから、こだわりの強い、ある意味激しい夏になるでしょう。

そして途中までは水のグラトラ、さらに土のグラトラもできて、心の底からあふれる感情を何らかのを形にしていくような企画が日の目を見るでしょう。

あなたの場合、どうなるのか。
何か願い事がある方、この夏の星の配置が気になる方は、鑑定でおたずねください。
向真希の鑑定は毎週水曜日@ウラナイトナカイです。

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年齢域に合わせてあなたの「星の意識」を育てましょう

以上、1年ちょっと前のtweet(星のエッセンス)からの引用です。
この頃はまだ回帰前でしたが、今年の初めに土星回帰をむかえ、現在、土星期絶好調(笑)
鑑定や講座でお伝えすることがありますが、女性が一番モテるのは50代だと思うのです。生理のリズムによるアップダウンがなくなって、常に穏やかになだらかに、ゆっくりと人生を閉じる方向へ向かっていく。

その安定感は、自分にとっても今まで経験していなかった世界ですし、周囲の人々にとってもなかなかに魅力的に映るそうです。
「モテる」と言うのは異性だけでなく、同性や公私の生活全般すべてにおいて、ですね。
生まれてきて、生きてきてよかった--そう思える日は、誰しも50代前半でむかえる冥王星120度時代から始まって、2回めの土星回帰あたりでしみじみ実感し、そうしていつしか閉じる準備を始めていくのでしょう。
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天王星が牡牛座へ。あなたは何を手放しますか?

さて、いよいよでね。
2018年5月16日午前0時16分、天王星は牡羊座から牡牛座へと移動します。

大きな星が移動するときは社会的にも、個人レベルでもなかなか大きなインパクトを感じますが、みなさま、ここ最近どんな様子でしょう? 

ふだんと違う出来事が起こったり気分のアップダウンが激しかったり、ちょっとした怪我や事件などを経験している方もいらっしゃるでしょう。

私のこのブログもそうなのですが、だいぶマニアックな占星術をあつかっているので(つまり12星座占いではなく)読んでくださっているあなたは、たぶん占星術を学んでいるか、少なくても並々ならぬ関心がある方だと思います。星のエネルギーはふだんは何も感じないのが普通ですが、意識化すると使いこなせるようになっていきます。

占星術を学んだり、興味があって関わるようになっていくと、実際の星まわりを先取りして影響が出るようになっていくようです
(松村潔先生などは「来た頃には終わって次へ行っている」とよく冗談でおっしゃっていました)


今回、天王星は牡牛座へ入宮することで、同じ土サインの山羊座の冥王星、そして土星と120度になります。

天王星は変革の星です。
牡牛座分野において何かを変革をもたらします。


たとえば五感にこだわり、大切なモノを愛する牡牛座ですが、天王星がやってきたことで、それらのいくつかを思いきりよく手放すことになるでしょう。
それでも、どうしてもこだわりたいことや必ず持っていたい、そばに置きたいモノだけが残る。
それらは、あなたがその身体とそのこころをもってこの社会を生きぬく上でどうしても必要なものなのだと思います。

土サインは現実のなかで必ず物事を形にしていきます。
山羊座、牡牛座にこれだけ影響力の大きな星がありますから、もしかすると今までとうてい無理だと思っていた夢を叶えることもできるかもしれません。

現実のなかで「夢」を叶えていくことを意識して目標設定とどう叶えるかの計画をしっかり立ててみましょう。

では、ここしばらくの星まわりを少し。

いま天王星は牡羊座の最終度数にあって、水星と合。しかも山羊座終盤の火星と90度です。

最近どうも「口は災いのもと」「売り言葉に買い言葉」「一言多かった」的な感じで面倒なことになっている方も多いかもしれませんね。
もしくは、自分はそんなつもりはないのに、相手がそのように解釈してトラブルになったとか。
(実は私のまわりで、こんなようなことが、全然違うところで3件重なっています。仕事とボランティア活動と私生活とそれぞれ全部で!)

このあとは明日13日に水星が一足先に牡牛座へ。14日に月が。そしていよいよ15日に天王星が牡牛座へ入っていきます。
このあたりまでは山羊座の火星との90度が続きますし、気分をあらわす月もまきこまれているので、あとあと面倒なことにならないようにちょっと気をつけてみてください。言いたいことはそのまま言葉にしないで、深呼吸して心のなかで一度言ってみるとか。

16日の牡牛座の新月が終わるとちょっと空気感が変わり、水星も徐々に天王星から離れていきます。
ところが、16日は火星が水瓶座に入るので、天王星との90度はしばらく続きます。
ご自身のホロスコープのなかでこの90度がどこにあるかチェックしてみましょう。

天王星を使い慣れている方は、ご自分の人生の変革のために使えます。
天王星が苦手な方、火星を使い慣れていない方は、思わぬアクシデントに見舞われる場合もあるかも。
しかし、気をつけてくださいね、と申し上げて、その方法をおまじない的にお伝えすることもできなくはないのですが、宇宙からやってくる星のエネルギーをゼロにすることはあまり現実的とはいえません。ですから私はやみくもに「回避する」のはおすすめしたくないのです。

たとえば今回の場合、女性なら、ふだんの好みとは全然違う、ちょっと変わった男性とデートしてみるとか(きっと驚きの連続!) 革命戦士の歴史をひもといて本を読んだり、映画を観てみるとか。
スポーツならできるだけ穏やかに五感の感覚を感じられるののを選んでください。ヨーガやピラティス、南アジアの舞踊とか。

天王星はこの秋、11月にいったん牡羊座へ戻り、2019年3月に再び牡牛座へ入ります。その後は2025年7月7日に双子座へと移動していきます。
2025年、あなたは手放さなかった大切な宝物を持って、天王星双子座時代をむかえるでしょう。
さあ、3日後にこれから約7年続く天王星牡牛座時代の幕開けです!

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(実家近くの山の風景です。猪が出るような山奥に最新のエネルギー施策として風力発電の風車が回っています。土地は土星で、風車は天王星。この風景をもたらしたのは冥王星です。)

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木星回帰の読み方

私事ですが、年明けに土星回帰をむかえました。

土星の公転周期は約30年。これからの時代は、土星回帰3回ぐらい経験することになっていくでしょう。
かつて2回目をむかえる前に人生を終わっていたり、現役を退いていたりした時代は、土星は「怖い」星だったかもしれませんが、今となっては私たちの人生を手堅くかためて、夢を実現していく「心強い味方」ですね。

そして、もうひとつ私事です。
今年は木星回帰の年でもあります。土星とセットで語られる木星はもう少し公転周期が早くて、約12年ですから、土星よりも読みやすく、起こりそうな出来事も想像しやすいと思います。

【木星回帰の読み方】

まず、ネイタルの木星のハウス、サイン、アスペクトを読み込みます。
ご自身が木星をどう使いこなしているか(あるいは自分が木星に使われているか)

木星回帰では、もともと持っている木星の分野、資質や環境も含めて、強調されます。
ネイタルを読み込めていないと、カスタマイズして読むことができませんので、勉強中の方は根気よく読んでみましょう。

次に、回帰図を読みます。
回帰のときの、進行(内面の時計)と経過(環境の時計)がどんなふうに影響しているかによって、木星の働き方も違ってきます。

誰にでも共通にやってくる木星の向こうに、あなただけの木星がいます。


再び、私事です。
例として私の木星回帰を見てみますね(木星は蠍サインIC合です)

・1回目=子供のときからのお年玉貯金で、本棚とベッドと箪笥を買ってもらって「自分の部屋」ができました。IC木星っぽい。

・2回目=正式にコピーライターの名刺を持った年。そしてたしか表参道の1LDKへ引っ越しました。給料の半分を家賃に使う生活の始まり(笑) これもIC合、そしてICは当然MCにオポなので肩書にも影響しますね。

・3回目=出産と、初めての本の上梓と、家を買ったあたり。この頃は冥王星も同じサインにいたので根底からすべてがひっくりかえりつつ、どこまで広がるんだ!というほど広がりました(木星だけでここまで動くことはありません)

・4回目=このあたりは配偶者の介護で記憶が飛んでいるので具体的に何があったかさだかではないのですが、しいていえば、現トナカイのまつい店長と出会ったあたり…(今に至る道を解釈してみると面白いかも)

・5回目=今年です。さて、何が起こりそうか…だいたい見当はついているので、もっと思い通りにするために微調整を始めたいと思います。




こんな感じで簡単に見ていくだけでも自分の木星の使い方がわかって面白いですし、回帰時の進行と経過を丁寧に読み解いていくと、自分が木星をどう使おうとしているのか、どう使える力が働いているのか…などがわかります。
そうして土星回帰と違って、12年後にまた来る!と思えば、予測して使いこなし方をトレーニングしておくこともできるでしょう。

さらに。
このように意識して大きな天体を使いこなすトレーニングを工夫することで、土星や天王星をも使いこなすことができるようになっていくと思います。

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(家族が撮った写真です。大雪の翌朝、水辺は静かに夜明けをむかえていました)

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