運命を変えるスキル

変えましょう、まず日常から。

緊急事態宣言とか都市封鎖とか聞き慣れない言葉が日々耳に入る。
日本以外の各国首脳の真剣なメッセージはまるで映画を観ているかのよう…
そんな錯覚に陥ることもありますが、
これこそが、いま私たちが直面している現実なのだと自分に言い聞かせる…
みなさんもきっとそんな時間を過ごしていらっしゃることと思います。

東日本大震災のあと、私は
「日常を続けましょう」と何度も書きました。
1000年に1度の地震や津波、そして原発事故によってさえ、私たちの人生は変えられないということをお伝えしたかったからです。

→日常を続けましょう。*




しかし、今回は違います。

もちろん目に見えないウイルスとの戦いがどれだけ続こうと、私たちの魂は傷つかない。
私たちがそれぞれに取り組んできた人生のテーマは変わりません。

けれども、体をもって生きるこの世界の環境は変わっていくでしょう。

それならば、日常を変える覚悟を持ちましょう。

すでにテレワークや子どもたちの休校、
いつも簡単に手に入ったものが手に入らないなど、
これまでにない事態に見舞われていますね。

環境は激変していきます。
それはもう元には戻らない。

であるならば、みずから日常を変えましょう。



どう変えるか、どのくらいなら変えていけるか。
いまそれを探るときだと思うのです。

私たちは自分で思っているよりもずっと強いし、ずっと柔軟です。
どうにかこうにか次の道を探りあてることができそうな頃には、環境も少し落ち着いてきているでしょう。

与えられないものをほしがってじっと待っているよりも、
いま動ける方法で動いてみてください。

動く、ということの意味を考えてみると…
「せっかくの桜だから」とお花見に出かける…
それは「与えられないものをほしがっている状態」であり、
環境が都合よく変わるように「じっと待っている」に等しい状態。
動いているようで、動いていないのです。

「いまは家にいよう」と工夫しながら家にこもっているのは、
動かないことで『動いている』のです。





2007年、このブログの最初のエントリーに、書きました。

――流されないで、流れを変えて、流れに乗りましょう。

自分の人生を自分で切り開き、魂のテーマ(この人生の使命)を果たしていくために、
いま、もう一度同じことをお伝えしたいと思います。

ご参考までに。こちらも。
→かつて誰も経験したことのない時代が始まります。*

 

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いやな癖を直すより、新しく好ましい癖をつくるほうが早い

みなさま、こんにちは。
だいぶ前からtwitterで星のエッセンスを発信しているため、また落ち着いてブログを書ける環境にないことが多いため、向真希のTwitter→*へどうぞとお声かけしておりましてブログのみごらんの方は少ないと思いますが、もしそういう方がいらしたら…なんと、1か月半ぶりでしょうか(ちょっとびっくり)ご無沙汰しております(ブログでは)

思えば2008年からずーっと毎日更新していたわけですが、遠距離介護が始まってから更新が間遠になり、それでTwitterと併用するようになりました。Twitterは上記のリンクからごらんいただくこともできますし、アカウントをお持ちになると私に直接リプライもできますのでちょっと便利。



つくづく思うのですが、ブログの毎日更新(あるいは頻回な更新)について当時は「大変ね、偉いわね」みたいによく言われていましたが、こういうのは癖みたいなもので、つけてしまえばどうってことないんです、ほんとうに。
逆にブログをなかなか書けない!という人がいたら、それは癖がついていないだけです。

特に占い師やセラピスト、何らかのクリエイター、あるいはそれら周辺の仕事を志望している方にとって、コミュニケーションは必要不可欠な課題です。
私たちは言語によってコミュニケーションをとるわけなので、書くこと話すことは常に楽しく磨き続けるべきスキル。

「書くのも話すのも苦手~」という方は、磨き続ける努力を怠らない動機があるわけなので逆にラッキーかも。



コミュニケーション力を高めるためには、本を読むこと、そして書くこと。

本はビジネス本などではなく、昭和、平成のよい小説を。月に5冊、無理なら週に1冊で月4冊。
書くのはたとえば読んだ本の感想を読んだところまで毎日書き続ける(何も書けなかったら好きな部分をそのまま写します。4000文字ぐらいかな)
このふたつをまずは1か月継続してみると、新しい癖が身につくはずです。
すると…以前は気の重かったブログ更新が楽になっていることに気づくでしょう。

ブログ書かなきゃ!→何を書こうかな…→思い浮かばない。今日も書けなかった…→どうしよう…ぐるぐる、ぐるぐる…。
こういう場合は「書かなきゃ!」と思って書かない(書けない、のではありませんよ)癖がついているだけです。
ついてしまった癖を直すよりも、新しく好ましい別の癖をつけてしまうほうが簡単です!

(ついでに言っておきますが、恋愛がいつもうまくいかない、何度か転職してもしっくり来ない、配偶者との関係や子どもとの関係がぎくしゃくしている…など、多くの場合はあなた自身が原因なのではなく、あなたの「癖」が原因だったりします。私が長年お伝えしている「生き方の癖」→*ってこういうことなんです。困った癖を直すより、新しい癖をつけてしまいましょう。一度コツを覚えれば、他のことにも応用できるので、癖を変えることで人生そのものが変えられる可能性がありますよ!)


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☆★☆2月の鑑定枠は満席となっています!

隠れ家オフィスでの鑑定は全枠ご予約済みです。近日中に3月のスケジュールをアップしますので、鑑定希望の方はもうしばらくお待ちくださいね。春とともに新しい講座がいくつか開始予定です。そちらもどうぞお楽しみに。お問い合わせ、ご希望の多いプロ育成講座も開講決定しました。詳細は明日の朝、お知らせいたします。

あっという間に過ぎてしまった1月でしたが、今までもこれからも私たちの前には未来が広がっています。よい春にしていきましょう。

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中途半端な「オリジナリティ」を捨てる勇気を持ちましょう。

「この世にオリジナルなんかない」とおっしゃったのは松村潔先生でした。
私たちが「自分で思いついた!自分だけ!」と思い込んでいても、たいていは過去に、あるいは同時代に別の地域で思いついている人たちがいる、ということですね。


遠い遠い昔四大文明が、伝える方法もないのに遠く離れた地域で同じような時期に生まれたあたりからずっと、こんなことは続いてきたのでしょう。
理由は私たちが自分だけと信じ込んでいる意識の大半が、実は集合無意識によるものであるとかそんなことなのですが(このブログの初期の頃に「女王様モード」で書いていたのがこれです)今日はその話はおいといて。

私たち、「オリジナリティ」にとらわれすぎていないでしょうか?

必死になってオリジナリティを追求してもたいていは「奇をてらった」「一過性の」「単なる思いつき」に終わってしまうことがほとんどのようにも思えます。

たとえば言葉もそうですね。
昔から使われてきた言葉、というのは悪くない面があります。
それはたとえば冠婚葬祭、特に悲しい出来事があったりしたときは、昔ながらの定型のメッセージが最も使い勝手がよかったり。
たくさんの人たちが大切にくりかえし使ってきた言葉は、磨かれて落ち着いた輝きを伴っているようにも思えます。

しかし、それらを忌み嫌う時期は誰しもあります。
土星回帰前の年代は特にそうです。
大切にくりかえし使われてきた言葉は、この世界のルールを落ち着けてくる土星のような存在。重くて固くてつまらない。壊してやりたい!…という破壊衝動が「奇をてらった」「一過性の」「単なる思いつき」を恥ずかしげもなく打ち出します。

そして土星回帰を超えて、土星を自分のものにすると、落ち着いて安定した言葉をくりかえし大切に使えるようになります。

このとき、人によっては(つまり、天王星が効いていると)土星を自分のものにすることに時間がかかって、最終的にはまず天王星を自分のものとして使えるようになってから、土星回帰2回目あたりで結果的に土星を使いこなすようになる…という場合もあります。

中半端なオリジナリティを捨てる勇気を持ちませんか?

どこにでも売っているお洋服なのになんとなくおしゃれ。
目立たないようでいてすっきりと洗練されたメイク。
ごく普通の言葉でお喋りしているだけなのに、ほんわか温かい気持ちになれたり、びしっと喝を入れられたようなインパクトを感じたり。

それが土星を使いこなすということなのだと思います。

とはいえ、土星が負の方向に働くと形骸化したセレモニーや、手続きにうるさいだけで実質がない…みたいになっていきます。言葉で言えば、手垢のついた中身のない言葉です。このお話はまた近いうちに。(続く)

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あなたの企画を実現する方法(あるいは願い事を叶える方法)

ふだんの私はあまりホロスコープを見ないで暮らしています。

「このところ妙に人と(意見が)すれ違うなあ」とか「なんとなくみんな忘れっぽいみたい」とか、気づいたときふとチャートを見て「あー、あー、そういうことね」と納得することが多いのです。

たとえば、今日あたりは最近には珍しく午前6時頃目覚めて仕事を始め、玄米おにぎりをつくったりなんかして、そのうち急にぼんやりして…昼頃大急ぎで着替えてMTGに出かけましたが…電車のなかでふと、今日のチャートをつくってみたら、今日は月回帰(ルナリタ)でした。

私の月はもともと冥王星90度のアスペクトしか持っていないので、月回帰のときは、そのときの月のアスペクトの影響を強く受けます。回帰した月は水瓶座で逆行中の火星とぴったり120度。覚醒と足踏みそのままですね。

こんな感じで、占い師でありながらいまだに星のエネルギーに驚いたり、感心したりして暮らしています。

さて。たいていの人は私のように、星のエネルギーを受け取りながら生きていると思います。
特にトランスサタニアン(冥王星、海王星、天王星)や土星、木星あたりの大きな天体は時代と社会の空気感のベースとして、私たちは常にふんわり、無意識にそのエネルギーを受け取っています。

そして。
これはいつも自分で自分の人生を切り拓くときのヒントとしてお伝えしていることなのですが、何らかの企画を実現したい場合(願い事を叶えたい場合といいかえてもいいですね) 私たちの意志の力で使える星、それが火星です。

火星は公転周期2年、現実を変える瞬発力として最も使いやすいでしょう。
あまり若いうちはむずかしいですが、大人になっていれば…そうですね、土星回帰を過ぎていればほとんどの方は使いこなせるはずです。

もうひとつ、これも何度も書いていますが、年に2回程度必ず起こる日食も使えます。

火星の2年に、日食のスケジュールを書き込んでリズムをつけると、かなりの確率であなたの企画(願い事、夢)は現実になっていくでしょう。

今年でいえば、このあと、

7月13日部分日食(蟹座) 
→28日皆既月食(獅子座)
→8月11日部分日食(獅子座) 
です。

この間火星はずっと水瓶座で逆行し続けます。
水瓶、獅子ラインが強調される夏ですね。
明るく軽やかに、しかし不動宮ですから、こだわりの強い、ある意味激しい夏になるでしょう。

そして途中までは水のグラトラ、さらに土のグラトラもできて、心の底からあふれる感情を何らかのを形にしていくような企画が日の目を見るでしょう。

あなたの場合、どうなるのか。
何か願い事がある方、この夏の星の配置が気になる方は、鑑定でおたずねください。
向真希の鑑定は毎週水曜日@ウラナイトナカイです。

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星の力で幸せを実現するには?

残念ながら目に見えない力(冥王星や海王星)は私たちの思うとおりになど動いてはくれません。

けれど、意志で動かせる力(火星や土星。人によっては木星、天王星も)を味方につければどんな人生も、ま、なんとかなるはずです。

努力だけではどうにもならない現実にへこたれそうなとき、それでもどうにか乗り越えて行くには、星が現実力強化の方法を教えてくれます。

それには、占い鑑定がおすすめです。

しかし、あなたが「何もしないで」「ただ望むだけで」「ある日突然幸せになりたい」などと夢見ているならば、少なくとも私の鑑定は向かないかもしれません。

たとえば婚活なら出会いのおまじないやパワースポット詣でよりも、美容室の予約とメイクレッスンをおすすめします。
金運をあげたいなら宝くじを買うよりも、支出の徹底的な見直しと仕事運(稼ぎ)アップのアドバイスをします。

現実力の強化、ってこういうことなのです。

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この世でやれることは3つしかない。

私たちはこの世で、この体をもってこの世を生きていきます。
体は魂の乗り物にすぎないという考え方もあって……実際そうだと思うのですが、それでもこの世にいるには乗り物がなければなりません。
そうして乗り物である体をもって、私たちがこの世でできることはたった3つしかないと思うのです。

生まれてくること。
死んでいくこと。
そして育むこと。


土星期にやっていくべきこと*

生まれることと死ぬことは、誰もが平等にできますが、育むことはいろいろです。
ここに、その人のホロスコープと、星のエネルギーをその人がどう使いこなしてきたかがあらわれます。

占い鑑定のご相談テーマって、実は、それほど多くありません。
仕事、お金、人間関係。だいたいこの3つです(人間関係には、恋愛や結婚・離婚も含みます)

このなかで子育てを人間関係に含めるかどうかは微妙なところですが、私はちょっと別の部分においています。
なぜなら、人間関係の中心は、たとえこの世で一番愛している恋人とのことであっても、結局は自分が中心なのですが、子どもはちょっと違います。
子どもについてのご相談では、親である自分をちょっと脇へおいて、子どもその人を中心に考えることがほとんどだからです。

親になるというのは、そういうことなのでしょう。
ここに「育む」ことの本質があるように感じます。

では、親にならなければ「育む」という課題は果たせないのでしょうか?

それは明確に、違うと言えます。

子どもを持たない人生において、多くのものを育んでいる方たちを私たちはたくさん知っているはずです。

独身の芸術家が創り上げた素晴らしい芸術がどれだけ多くの崇高な精神を育むことか。
私が親しくさせていただいていたある方は、生涯、子どもを持たなかったのですが、幼児教育に携わる多くの人を育てました。
有形無形のあらゆる仕事のなかに、限りなく広い世界の人々の心に蒔かれる暖かい種があります。

歴史に埋もれ、日常のなかのどこにでもあるような、ひとつひとつの出来事のなかにも「育む」側面があります。
冥王星が山羊座にいる今の時代なら「社会貢献」といいかえてもいいかもしれません。

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(台北の友人の家で。東京のマンション暮らしが長いと、窓に生活が見えるのっていいなと思います)

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夢にも賞味期限がある。

心の底から望んでいる夢が叶えられたらこんなにうれしいことはないはず…と言いながら、夢をくりかえし唱えるだけで叶える努力をしていない人、意外に多いようです。

「ああなるといいなー」と願いながら、その夢を描いている状態が楽しい…これ、誰でも思い当たると思います。

夢をノートに書き出すことで満たされたり、イメージ化するために写真やイラストを切り抜いてコラージュをつくったり(こういう手作業は本当に楽しいですよね) 
もともと夢は現実にしてしまうより、描いている時間のほうが楽しいものなのかもしれません。




長い間の夢であればあるほど、現実になってがっかりしたくない。思ったほどうれしくなかったらどうしよう。…そんな思いをうっすら感じたりもしますよね。

これは、あれですね、大好きな人とのデートのとき、前日ぐらいからなぜか行きたくないような変な気持ちになったり、どうかすると当日、待ち合わせ場所に着く前に帰りたくなってしまうのと似ているかも。
あまりにも好きすぎて、会う前に気持ち悪くなったりとか。若い頃は大なり小なりみんなそうかもしれませんね(私は相当年齢を重ねてからもありました)

つまり、心から叶えたい夢であればあるほど、現実になるのが怖い。
だったら、実現するための計画を立てたり、ましてそのとおり努力するなんてことをしなければいいわけです。
でも、やっぱり夢は夢なので、努力できない自分を責めてみたりして、自分でも何がどうなってるのかわからなくなっていく。



結論=夢はどんどん叶えても大丈夫です。あなたの夢が現実になったら、次の夢がわいてきます。それも叶ったら、また次の夢……と、人生はたくさんの夢で満ちています。それらの何十分の一、何百分の一を叶えるうちに、今回の人生は終わっていくのです。

それから、長い間、叶えたい大切な夢を心の奥底にしまっている場合。
思いきって、取り出して、ふっとホコリをふきはらって、もう一度眺めてみましょう。


ダイヤモンドが石ころに変わるなんていうことはないでしょうけれど(そのくらい大切な夢だったのだから) 美しい真珠だったはずなのに、しまっておいた間にかつての輝きを失っているかもしれません。
一緒にしまっておいた別の夢の傷がついているかもしれません。
それとも、その傷が味わいになって、別の形で叶えたい夢に変化しているかもしれませんね。


夢にも賞味期限があります。

少女の頃欲しくて仕方なかったお人形が、大人になってみるとそれほど可愛く思えないように、どうしても叶えたい!と思っているとき、一日でも早く夢を現実にする方向へ動きましょう。
計画を立てて、実現する努力をしていきましょう。

暮れには土星が山羊座へ入ります。
山羊座は現実のなかでアクティブに動いていくサイン、土星は物事を形にしてくれる星。
長い間あなたの描いていた夢たちが、現実の世界で生き生きと輝き、動き出すのを楽しみましょう!


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(夜の灯りが優しく感じられる季節ですね。新しい手帳と温かいココアがほしくなります。)

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「気分の奴隷」にならないで。

「なんだかやる気が出なくて」

「やらなくちゃとは思うんだけど」

「今やるべきとわかってはいるんだけど」

……こんなフレーズを呟いたことのある方も多いのではないでしょうか?
(「そんなこと一度もない!」という方は以下はさらりと流し読みしてくださいね)

以前、このブログにも書きましたし、ふだんの鑑定や講座でもお伝えしているのですが、私たちは思っているよりもずっと「気分」に影響を受けます。

未来を見すえて夢を描いて、しっかり計画を立てたのに……
今日やるべきことまでちゃんとわかっているのに……

「やる気が出ない…お天気のせい?」
「なんか、乗らないのよねえ」

「なんとなく体調がすぐれないから休もうかな」とか……。

やる気も乗りも、病気になる前の体調も、大きく言えば「気分」にすぎないと思うのです。
(体調だけはちょっと異論もあるかもしれませんが、「病は気から」というように気分が上がっていれば体調がすぐれなくても「やろう!」と思えるものですよね)

日によって変わる「気分」の奴隷にならないでください。

環境や体調に左右されやすい「やる気」に頼らないでください。

さらに、必ずやり遂げようという意志の力にも依存しないでください。

夢を実現するために必要なのは、変わりやすい気分や、萎えがちなやる気や、くじけやすい意志に影響されないで、やるべきこと・決めたことを、ただ淡々とコツコツと継続することです。

朝、「気分が乗らないから」と顔を洗わないことはめったにないと思います。
食後の歯磨きを「やる気がないから」とカットすることもあまりないはず。
まして意志を強くもって洗顔や歯磨きをしなくても、私たち、なんとなく継続していますよね。

――なぜなら、「習慣」になっているから。

気分が乗らなくても、やる気が出なくても、なんとなくぐずぐずしていたくても、「習慣」になっていれば身体を動かすことができます(少し動いてみると、気分もやる気もあとからついてきてくれます)

気分の奴隷にならないで。
夢を実現するためのよい「習慣」を身につけましょう。


(継続するよい習慣は土星の領分です。あなたのホロスコープで土星をどう使いこなすか、具体的なご相談は鑑定でどうぞ!)

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(せっかく畑を耕しても、気分次第では野菜を育てることはできませんね。一度植えたらお天気や気分に関わりなく、世話をすることで美味しい実りを手にすることができます。とはいえ、手前の紫蘇は生えたらほっといてもどんどん増えます。夢も、そういうお手軽な夢がいくつかあるとちょっと楽しいと思います^^)

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あなたの人生はまだまだ終わらない。

個人レッスンや講座の生徒さんたち、たいていは同年代から下の方たちなので、教えている側もいろいろ勉強になります。

たとえば私が占星術の勉強を始めたとき「惑星記号」「サインの記号」などを覚えるのに、10回書いてみて、自分でテストして、再び10回書いてみて……みたいなことをやっていたわけですが。あれですね、いまどきの方たちは占星術初心者さんでもすでにご存じ。

「セーラームーン以降はみんなそうです~」と言われて、そうなんだ!と納得しました。惑星記号が女の子たちの基本常識になっている!(ということは、占星術のベースに親しんでいる世代が育っているのね、このお話はまたいつか)



えーと。それで、占星術の勉強を始めて、ちょっとチャート(ホロスコープのこと)が読めるようになってくるとうれしいのよね。「土星のせいでこうなった!」とか「あのときのあれはトランシットが!」とかいっぱい話したくなります(^^)

私はそういう会話の内容が厳密に正しいか間違ってるかはあまり問題ではないと思っています。そうやってふだんの生活に占星術がなじんでいくことが大事だと思うので。ちょうどセーラームーン世代にとって惑星記号があたりまえであるように、ね。もちろんよっぽど見当違いなときは注意しますが。

でね、そういうなかで……ときどき「ん?」と思うことがあるのです。



たとえば人生をあるていど左右するような出来事が起こったとき。
「金星逆行でとりかえしのつかないことが!」「水星逆行で絶望的になりました」「月が山羊座に入ったせいで!」とか……。もちろん、わずか28日ないし29日で空を一周する月であってもトリガーになることはあります。たとえば十代や二十代前半ぐらいまでならそれもよくあるかもしれません。

ですが、太陽期以降、土星回帰を終えたいい大人が「月のせいで!」って、それはちょっとどうなの?と思うわけですね。
もっと、チャートをよーく見てごらん、と言いたくなることがよくありまして。
少し落ち着いて俯瞰してみれば、たとえば同じ月でも「そっかー、進行の月がこうなってたのね。トランシットの土星がこうなってるから……そっかー」などということに……(これは毎月第4水曜に行っている基本読み練習講座でよくあるお話)

しかし、さらに問題なのは、本気で「月のせい!」「水星逆行のせい!」「金星が!」と思っていて、実際、ある程度の年齢になっているのに公転周期の早い天体の影響をもろに受けてしまっている場合。

惑星には年齢域があります。年齢に合わせてその惑星意識をじゅうぶんに開発し、味わい、使いこなしいないと、年齢だけ大人になっても、意識は子どものまま、少女のまま……ということもあるのですね。
勉強中にこのことに気づいて、惑星意識をおさらいして、再開発にのぞむ方も、実は、多いです。



わりとお話ししていることなので、ご存じの方も多いでしょう。今となってはこんなふうに偉そうに言っていますが(山羊土星回帰間近なので、意図的に)

わずか10年前、40代後半にもなって「冥王星スクエアで月がズタボロ!心に穴が空いている(実際この読みは正しい)私って悲惨」「天王星オポ火星スクエアの金星って一生安定と縁遠くて(実際この読みは正しい)あまりに不幸!」と嘆きまくっていたのは私です、はい。

そんな私に「2回も結婚して子どもも授かって仕事でそれなりに成功して…十分幸せだよ?」「月と金星が水サインならもっと恨み辛みでいっぱいになったんだろうけど、風サインだから諦めないで仕事で昇華してきたんだね、よかったね」(意訳)とおだやかに諭してくれたのが、現トナカイまつい店長だったのでした。

というわけで、私は木星期に入ってから、金星期、太陽期、火星期をおさらいして、さらにズタボロの月をそのまま受け入れることができました。
そうしてあらためて周囲を見まわしてみたら、そういう人は私だけじゃなかった…そうなんだ…。

人生は間に合います、本当に。

(しかし、超速で間に合うかどうかは水星の習熟度が密接に関係しています。このあたり気になる方は鑑定でおたずねください。あなたの人生も私の人生も、まだまだ終わらない。)


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(大根の薄切りに失敗したみたいな昼間の月。失敗しても美味しくて、むしろ食べやすかったりして。ね。)

 

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時間を呪わないで。土星はいつも味方です。

本当に射手座の季節は時間の過ぎるのが早いですね。年齢を重ねるとさらに早くなるので若者のみなさんは覚悟しておいてね。…って、覚悟どころかどこ吹く風なのが若さの証明ですね。

最近、金星期の友人と会うことが増えたせいか、20代前半までの日々を思い出すことがよくあります。私の金星は6室にあって、火星90度、天王星180度。「女の子」は可愛くもなく甘やかされもせず、無残なほどズタズタに傷つきながら、自分がどこにいるのか何ができるのか必死に探しながら、黙々とコツコツと働いていました。

金星期の記憶はこころにもからだにも残っています。あれだけ傷ついたのに、いえ、だからこそいとおしくなるのかもしれません。いとおしいのは記憶なのか、金星期の自分なのか。うんざりするほどゆっくりと、果てしなく続くように思われたあの時間なのか……。

あれが若いということだったのだろうと、土星期に入った今になってようやくわかるような気がします。大人になればなるほど、時間は飛ぶように過ぎていきます。

 

 

時間は土星の領分です。山羊座の支配星である土星は、急ぎもせず、遅れることもなく、つまらないくらい公平に平等に時間を刻んでいきます。

あなたにも、きっと夢があると思います。あるいは、その夢が何なのかわからなくて、未来が重すぎて日々を暮らすことで精一杯かもしれません(金星期前半の私もそうでした)
けれども、そうした時間も、大人になって過ごす時間も、私のように大人をとっくに終えつつある土星期の時間も、実は同じように過ぎていくわけですね。

苦しいときは長く感じるし、よろこびに満ちたときは駆け足で行ってしまうように感じる。でも、土星は走らない。止まらない。同じペースで、時を刻んでいきます。

今の苦しさはいつか終わるし、よろこびもまたいつか終わる。感情の揺れにふりまわされて時間を呪うことはしないで。土星はいつも私たちの味方です。

 

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(11月の花買い開運法で飾ったお花。このときもまた小さな幸せが来ました。)

 

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☆★☆年内の鑑定枠は残り4枠となっております!


内2枠は50分になります。鑑定のご予約はトップページをごらんのうえで、お時間を確認してメールでお申し込みください。→mukaimaki★gmail.com(★を@マークにかえて送信してください)

 

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